1.ホットフラッシュとは
ホットフラッシュは、更年期の女性の7割以上が経験すると言われている更年期障害の代
表的な症状ですが、ほとんど気にならない程度のものから、日常生活や仕事に支障が出る
ようなものまでさまざまです。
ホットフラッシュの症状は、閉経前から症状が出始めることが多く、その後、約5年間続
くと言われています。一般的には、昼夜を問わず突然起こることが多いようですが、スト
レスや辛い食べ物、飲酒、コーヒーなどを口にしたことがきっかけになることもあります。

更年期症状の原因は、女性ホルモン(エストロゲン)の量が減ることや不安定になること
で起こりますが、ホットフラッシュもエストロゲンの低下で体温調整がうまく行かなくな
ることで起きると考えられています。特に、喫煙者、肥満体型、運動不足の人に起きやす
いと言われています。
更年期とホットフラッシュの関係はほとんどの女性が知っているので、実際に更年期に近
い年齢の人に症状が現れても、それほど驚くようなこともなく、症状が軽ければ治療の必
要もなく、時間の経過で自然に改善します。ただ、日常生活に支障をきたすほど症状が重
い場合は、早目に婦人科の医師に相談してみることをおすすめします。
ホットフラッシュの治療には、ホルモン補充療法が有効な治療法とされていて、多くの病
院で採用されていますが、乳がんなどのホルモン依存性がんにかかったことがある人や、
重度の肝臓疾患などの既往歴がある場合は受けてはいけません。治療の前に、現在の心身
の状態はもちろんですが、過去に既往歴がある場合は、その内容もしっかり医師に伝える
必要があります。
2.ホットフラッシュの対処
ホットフラッシュで病院へ行った場合は、医師の判断で治療を始めることになりますが、
それほど症状が重くないけれど、少し気になるという人はセルフケアでも改善が可能です。
ビタミンEをサプリメントで補給したり、漢方薬も効果的と言われています。ホットフラ
ッシュは東洋医学で言う気・血・水のうち、気の不調による症状ですので、漢方薬を選ぶ
ときは、「気」に効果のある加味逍遙散や温径湯などが効果が期待できます。

自宅でセルフケアをするなら、まずは食生活の見直しです。栄養バランスのとれた食事は
自律神経を整える上での大切な要素ですし、閉経後に起こりやすい骨粗しょう症や脂質異
常症対策としても役に立ちます。和食中心の食事なら大豆製品も多く使われますので、不
足するエクオールの産生にも効果的です。
また、コーヒー・紅茶・飲酒量を減らす、禁煙する、部屋を涼しく保つ、熱が出てきたと
感じたら、冷たい飲み物を飲んだり、霧吹きで水を顔にスプレーしたりして症状を鎮める
ようにしましょう。
特に、睡眠中にホットフラッシュが起きると、発汗やのぼせなどの症状で寝苦しく、不眠
症に発展することもあります。長期化するようなら、医師と相談して対策を考えるように
して下さい。
病院で処方される薬と違って、変動の激しい市販薬市場でこれほど長期間にわたってトッ
プの位置に留まっているにはそれなりの理由があるはずですので、変なサプリメントより
医薬品でもある命の母を試してみるのも1つの方法かも知れません。