1.睡眠と疲労の関係
1日の疲れを回復するには良質の睡眠が効果的と言われていますが、なかにはしっかり寝
たのに疲れがとれないとか、寝ることでよけいに疲れてしまうという人もいます。原因は
いろいろあると思いますが、特別な理由もなく、寝ても疲れがとれないという場合は、寝
姿勢を見直してみると良いかも知れません。

理想的な寝姿勢は、良い立ち姿勢のまま寝ころんだ状態と言われています。個人的にもそ
の理論は正しいと思いますが、一晩中ずっと同じ姿勢のままで寝る人はほとんどいないと
思いますので、眠りにつくとき、目覚めたときに、もっとも自然に寝ている姿が自分の寝
姿勢と考えておきましょう。
仰向けの姿勢で寝ている人は、敷布団がフワフワな状態では理想の姿勢にはなりません。
逆に、横向きの姿勢で寝ている人は、敷布団が硬すぎると理想の姿勢にはなりません。ま
ずは、その辺のところからチェックしてみましょう。近年は、そこに注目して仰向き・横
向きのどちらにも対応した商品も売られていますので、参考程度に寝具売り場で体験して
みると良いかも知れません。
また、その寝姿勢を確保するための「枕」なども販売されていますが、中央がへこんでい
たり、首元が突き出ていたりするタイプのものはあまりおすすめしません。先ほども書き
ましたが、一晩中同じ姿勢で寝ている人はほとんどいません。寝ている間にも何らかの動
き(寝返り)が有るのが普通です。つまり、寝姿勢と寝返りができやすいことの2つが理
想的な睡眠の基本になります。
もう1つ、うつ伏せに寝るという人もいると思いますが、特別な事情がある場合を除き、
個人的にはあまりおすすめしません。首への負担が大きく、胸を圧迫することで、体を痛
めたり、十分な休息になっていないことがよくあります。
2.理想の睡眠のコツ
寝具はそれぞれに体格差がありますので一概には言えませんが、できるだけ、以下のこと
をを意識するようにして下さい。
仰向きで寝る場合は、枕は肩と首の筋肉が緊張せず、楽に呼吸ができるようなものを選び
ましょう。いびきが気になる人は、肩と枕の間にタオルなどを挟むと軽減されることが多
いようです。また、敷布団が硬くて、背中に隙間ができている人はパッドやバスタオルな
どで隙間調整をしましょう。逆に柔らかすぎて腰が沈みすぎるような場合は、残念ながら
それはあなたの寝姿勢と合っていません。適当な硬さのものを新調する方が無難です。

横向きで寝る場合は、頭を枕に乗せたとき、頚椎(首の骨)が真っすぐになることが大切
です。その状態で腰や肩に負担が大きいと感じたら、敷布団が硬すぎるということですの
で、柔らかめのパッドを敷くなどして調整しましょう。
にはどちらでも問題ありません。しかし、できるなら両方バランスよく寝る方が、片側に
のみ負担がかかり疲れることを避けることができます。また、横向きに寝る人に人気のあ
る横向き寝まくらも、実際に使ってみると、なかなか快適に眠れましたので、横向き寝用
の枕を探している人にはおすすめできます。特に、いびき対策として、慣れない横向き寝
に挑戦している人にはピッタリかも知れません。