1.冬に運動と水の効果
冬になると、一般的に私たちの生活は変化する傾向にあります。まずは、寒さで部屋にこ
もる時間が多くなり、運動不足になります。そしてもう1つの見落とされやすい健康管理
の要素が「乾燥」です。つまり、冬の寒さと乾燥にどう対処するかが冬の健康管理のキー
ポイントになるのです。

寒くなると、手足などの末梢の血管が収縮して血流が低下します。すると、体の各細胞に
栄養や熱が届きにくくなり、老廃物の排出も滞ります。結果、免疫も低下して感染症にか
かりやすくなったり、体のあちこちに「痛み」や「こり」といった症状が出るようになり
ます。大雑把ですが、これらの冬のマイナス要因を帳消しにしてくれるのが運動というこ
とになる訳です。
もともと運動と縁がないと思っている人も、実は、冬は運動を始めるタイミングとしては
バッチリの季節なのです。暑い時期に比べて汗をかきにくく、長く運動を続けることがで
きてスタミナが付きやすく、運動していることのメリットが分かりやすいこと、さらに、
誰もが気分的に落ち込みやすい冬に、アクティブに動いている満足感や実際に冷えや肥満
の解消などにも気付くことが多くなります。
そして、運動前後に水分補給をすることも忘れないようにしましょう。冬にはあまり汗を
かかないからか、脱水症状に注意が向きませんが、空気が乾燥することで肌から水分が失
われて行きますし、実感はないかも知れませんが、呼気や粘膜からも水分は確実に失われ
ているのです。
つまり、口や鼻の粘膜の水分が減ることで粘膜のバリア機能が低下し、ウイルスや病原菌
が体内に侵入しやすくなりますので、感染症にかかりやすくなったり、血液の粘度が高く
なることで血栓ができやすくなって、心筋梗塞や脳梗塞などの病気も発症しやすくなるの
です。
2.効果的な冬の健康管理
ここまでのところで、冬の健康管理には運動と水分補給が欠かせない要素であることはご
理解いただけたと思いますが、寒い時期には安全に運動することも大切です。
ケガをしたり、心臓に余計な負担をかけないように、まずは「準備運動」をしっかりする
ようにしましょう。これは運動初心者でも運動慣れしている人でも同じです。ラジオ体操
的なものでもかまいませんので、ストレッチや体操をしっかりしてから始めましょう。ウ
ォーミングアップの目安は「汗ばむ程度」です。筋肉の温度がしっかり上がっている状態
ということになります。

服装は、少し肌寒いかなと思う程度が、運動を始めるとちょうど良くなってきますので、
あまり厚着をしないようにしましょう。厚いもの1枚より、薄いものの重ね着で体温調整
できるようにする方が効果的です。また、帽子、手袋、靴下、ネックウォーマーなどの防
寒具も必要に応じて使用するようにして下さい。運動と言っても、ウォーキングなどの有
酸素運動で十分ですので、あまり難しく考える必要はありません。
高血圧症や血圧が高めの人は、運動前に血圧測定をして、血圧が高めの日は運動を休んだ
り、温かい室内で無理のないメニューの運動をするようにしましょう。
にしましょう。水分不足になっているときの症状としては、喉がかわく、口の中がネバネ
バする、指先の皮膚が乾燥している、手足が冷える、倦怠感がある、ふらつく、尿の色が
濃い、といったものがあります。水分の補給は一度にたくさんではなく、こまめに少しず
つ摂るようにすることです。私は、天然水シリカを1日2本飲むようにしています。
