1.低血圧になる原因
血圧とは、心臓から送り出される血液が血管に加える圧力のことで、一般的な基準より低
い状態が続くことを低血圧症と言います。ただ、その基準となる数値が国際的に定まった
ものがなく、日本では最高血圧100mmHg・最低血圧60mmHg以下としています。

低血圧症になると、全身に血液が十分に供給されにくくなりますので、全身の細胞に必要
な酸素や栄養が届かなくなります。とりわけ、一番高い位置にある頭への血液が不足する
と、めまいや失神などの症状が起こりやすくなります。
低血圧症になる原因は、原因がよくわからない体質や遺伝的な影響の「本能性低血圧」と
病気や薬品、外傷など、血圧の低下を引き起こす原因がハッキリしている「二次性低血圧」
がありますが、普通に低血圧という場合は本能性低血圧のことを言います。
低血圧になると現れやすい症状は、めまい、頭痛、肩こり、耳鳴り、胃もたれ、吐き気、
発汗、動悸、不整脈といったものになります。軽い症状の場合は、原則「治療の必要はな
い」とされていますが、重度の低血圧では失神発作や一過性の脳虚血発作を引き起こすこ
ともありますので、日常生活上でも注意すると同時に医師の診断を受ける必要もあります。
特に、急に立ち上がったときなどにフラついてしまう(起立性低血圧)に注意が必要で、
入浴時や椅子から立ち上がったときなどに転倒して大怪我をしてしまうこともあります。
2.低血圧の改善方法
高血圧で悩む人が多い中、低血圧の悩みというのは傍目には贅沢な悩みのようにも思える
かも知れませんが、低血圧も直接生命の危機に陥ることはないものの、やはり辛いもので
もあるのです。そこで、低血圧を改善するために、いくつかの有力な方法を試してみると
良いかも知れません。
ここでいう低血圧とは病気や怪我などによるものではなく、本能性低血圧になります。ま
ずは、毎日継続して血圧を測り、自身の血圧の変化や平常値を把握するようにしましょう。
ようなメニューを考えましょう。日本人は慢性的にミネラルが不足している人が多いと言
われていますので、野菜や海藻類もしっかり摂るように意識して下さい。また、高血圧で
はNGとされている塩分も低血圧では特に問題になることもありません。ただし、日本で
は長期間にわたって、塩は専売制だったことから、食卓塩や精製塩といった化学製法によ
るものが主流になっていますが、できればミネラルを多く含む天然塩をおすすめします。

そして、もう1つ大切なことは、血液を心臓に戻すことをめざした運動をすることです。
低血圧症の人の多くは、脚や手などの末端の血管の収縮力が弱く、血液の循環に問題があ
ると言われています。なので、とりあえずは、第二の心臓と呼ばれる「ふくらはぎ」の筋
肉を動かし、鍛えるような運動をしてみましょう。方法はスクワットなどいろいろありま
すが、一番簡単な方法は「階段を上る」運動です。これなら会社や駅の階段でもできます
ので、すぐに始めてみて下さい。