ロコモティブシンドロームとは立つ・歩く機能が低下した状態

ロコモティブシンドロームとは立つ・歩く機能が低下した状態

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1.ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドローム(略称ロコモ)は、日本名では運動器症候群と言いますが、ま
だ2007年に日本整形外科学会により提唱された比較的新しい分野の症状で、運動器の
病気が発症していない未病の状態から治療が必要な状態までのことを言います。ただ、高
齢化社会を迎えるタイミングと重なったためか、かなり知名度はあるようです。

実際は、筋肉や骨、関節といった運動器に障害が起こり、一人で移動することが難しくな
っている状態のことを言います。と言うと、まだまだ自分は大丈夫と思う人が多いかも知
れませんが、片足立ちで靴下が履けない、家の中でつまずきやすい、階段を上るとき手す
りがないと不安、その他、骨粗しょう症なども広い意味ではロコモ予備軍ということにな
ります。

日本の45歳以上のロコモ人口は、予備軍も含めて4700万人と言われていますが、最
近の調査では、大学生の2割がロコモ予備軍とも言われていますので、将来的には日本人
の大半がロコモということになっても不思議ではありません。これは適当な推測ではなく、
現在の高齢者は、乗り物環境が整っていない時代に生活してきた人たちですので、少なく
とも若いうちからロコモなどとは無縁だったはずです。しかし、現在の日本人はともかく
乗り物中心の生活ですので、筋肉や骨が丈夫になるはずがなく、将来がどのようになるか
を想像するのは難しくありません。

私のご近所さんで、一人住まいの60代の男性が仕事をやめて、家から出ることなく読書
やテレビを見るだけの生活をしていたところ、わずか数か月後に介護ヘルパーさんが来る
ようになりました。運動器の衰えとはそのように早いものなのです。

2.ロコモを予防・改善する方法

まずは、現在の自分のロコモ度を確認しておきましょう。

・片足立ちで靴下が履けない
・家の中でつまずくことが多い
・階段を上る時、手すりがないと不安
・2kg程度の荷物を持って歩くのが困難
・15分くらい続けて歩くことが辛い
・横断歩道を青信号で渡り切れない

どれか1つでも当てはまれば、ロコモ(骨や筋肉、関節などの運動器が衰えている)の心
配がありますので、できるだけ早期に改善に取り組むようにしましょう。

その方法は、「今より10分多く体を動かす」ことを意識することです。乗り物でなくて
も良いところは「徒歩」で、じっと座っているときでも軽く「体操」をする、エスカレー
ターではなく「階段」を上る、といったことから始めてみるだけでも、ロコモリスクは減
ると言われています。

もっとやりたいという人は、片足立ち、スクワット、をしてみましょう。バランス能力と
下肢筋力をつけることがポイントです。また、骨や筋肉を強くするための食生活も大切で
すので、偏食やインスタント食品、レトルト食品ばかり食べているようなら、一度見直し
てみることも必要です。

いずれも、無理をする必要はありませんが、できるだけ継続できるようなプランを立てる
ようにしましょう。

もうすでにロコモが進行しているという人でも、まだ間に合います。最近は電動で足の筋
力を強化する道具(電動サイクル)も販売されていますので、まずは筋力に自信が持てる
ようになるまで、少しずつでも改善して行きましょう。