口臭の主な原因
口臭の原因で主なものは、唾液や粘膜、食物に含まれるタンパク質が口内に存在する細菌
によって分解・発酵されるときに出るガスです。なかでも口臭の原因になるガスは、メチ
ルメルカプタン（タマネギの腐敗臭）、硫化水素（卵の腐敗臭）、ジメチルサルファイド
（キャベツの腐敗臭）で、特に口臭としての判断基準はメチルメルカプタンの強弱に関係
しているとされています。
強弱に関係しているということは、誰にでも口臭はあるということで、他人に気付かれる
ほど強いかどうかが、口臭があるかないかという判断基準になっているということです。
しかも、その強弱は同じ人でも１日中同じという訳でもなく、そのときどきでニオイが強
くなったり、弱くなったりしています。つまり、誰にでも他人に口臭を感じさせる状況は
あるということになります。
もっとも口臭が強くなるのはどういう時かと言えば、口の中が乾燥しているときで、それ
がタンパク質を分解する細菌が増えやすい環境ということになります。その典型的な時間
帯は睡眠中で、何も飲食せず、話もしない状態で寝ているときは、唾液腺が刺激されない
ため唾液の分泌量が減ってしまって、タンパク質を分解する細菌が増えて、ニオイも濃縮
されます。朝起きたときは、誰でも口臭が気になりまるのはこのためです。
しかし、しばらくして食事や会話をするようになって、次第にニオイも感じなくなると、
口臭はないと判断されることになります。要は寝ているときに近い状態をいかに少なく
するかで口臭の問題は大きく違ってきます。
もちろん、歯周病や虫歯など、本来の口臭の原因以外に問題がある場合は、そちらの治療
をすることが大切で、放置すれば口臭以上の問題が起きてきます。
では、口の中が乾燥して口臭が発生しやすい環境とはどのような時かと言えば、緊張したり、
ストレスを強く受けているとき、疲れているとき、空腹のとき、会話がないとき、など何と
なく思い当たることがありませんか？
これらの状態になりやすいのが、昼の仕事では忙しくて昼食を抜いたとき、夜勤での仕事
明けのときなどです。ほとんどの人が他人から口臭に気付かれるときですね。
口臭の予防方法
歯周病や虫歯、女性の場合はホルモン変調時（妊娠時、月経時、思春期、更年期など）を
除けば、概ね「口の中を乾燥させない」ようにするだけでもかなり違います。
その方法は、朝、昼、夜、の食事を抜かないこと、ときどき会話のチャンスを作る、一人
のときは独り言でもいいので何かを話す。お茶を飲む、うがいをする、精神的・肉体的に
疲労を感じるまで仕事をしない（無理か？）ことなどです。
また、口臭が気になるなら、歯磨きやうがいで口の中を清潔にすること、ニンニクやニラ
など臭いの元になるものは控えることは当然ですね。
口臭の原因の９０％以上は口の中にあると言われていますが、常に「口内を清潔に保つ」
ことと「口内を乾燥させない」ことで、ほとんど人に不快を与えるような口臭はなくなり
ます。しかし、それでも本人は納得できないで口臭に悩んでいる人のことを心理的口臭症
といいます。
口臭を気にせずまき散らす人も困りますが、無いものに悩む人も問題ですね。そのような
人は、お守り代わりに爽やかな香りで有名なサプリメントを利用することをおすすめしま
す。口臭サプリというより、とても爽やかな印象を与えてくれると評判ですので、口臭の
悩みがない人にもおすすめです。