アレルギー性鼻炎とは
空気中に浮遊している花粉やダニの死骸などのハウスダストに反応して、鼻水や発作的で
連続するくしゃみ、鼻づまりなどの症状が現れることをアレルギー性鼻炎と言います。
このような症状は、風邪を引いたときにも見られますが、アレルギー性鼻炎の鼻水は、透
明でサラッとした鼻水であることが分かりやすい違いです。また、風邪の場合は、約１０
日で治まりますが、アレルギー性鼻炎の場合は２週間以上続くのが普通です。
アレルギー性鼻炎とは、空気中に浮遊する花粉やハウスダストなどの原因物質（アレルゲ
ン）を吸い込むことで、鼻の粘膜から体内に入り、アレルギー反応が起こることです。
つまり、花粉やハウスダストなどのアレルゲン（抗原）が体内に入ることで抗体が作られ、
再びアレルゲンが侵入すると、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出されることで
アレルギー反応が起こるのです。
スギやヒノキなどの花粉が原因である場合は、毎年同じ季節に起こるため季節性アレルギ
ー性鼻炎（花粉症）と言い、ダニやカビ、ペットの皮膚などの室内塵によって、季節に関
係なく年間を通して起こる場合を通年性アレルギー性鼻炎と言います。
鼻炎ですから、くしゃみ、鼻水、鼻づまりがその中心的な症状ですが、他にも目のかゆみ
や充血といった症状も見られることがあります。
以前は、アレルギー性鼻炎の主な原因は、遺伝的なアレルギー体質とも言われていました
が、近年のアレルギー性鼻炎の増え方を見ると、原因はそれだけではなく、住環境、スト
レス、食生活の変化、生活習慣の変化なども無視できない要因とされています。
アレルギー性鼻炎対策
まずは、アレルゲンに近付かないことですが、季節性アレルギー性鼻炎の場合は、外出時
の服装を工夫したり、マスクやメガネの装着、帰宅後の手洗い、うがいなどで、症状の軽
減に努めます。通年性アレルギー性鼻炎の場合は、室内を清潔に保つことが原則ですが、
ときどき換気をしたりして、カビや細菌の繁殖を防ぐようにします。
部屋の湿度は５０％、温度は２０～２５度に保つことを心掛けましょう。
ただ、最近の傾向としては、季節性アレルギー性鼻炎と通年性アレルギー性鼻炎の両方に
悩む人も多いと言われていますので、どちらか一方の症状がある人は、両方の対策をする
ことを考えた方が良いかも知れません。
アレルギー体質を促進させる食べ物として、タンパク質、カロリー、脂肪などが多い食事
が指摘されています。思い当たる人は、今日からでもバランスの良い食生活を心掛け、タ
バコ、アルコール、香辛料の好きな人も、それらは控えるようにしましょう。
また、医薬品ではありませんので、その効果は記述できませんが、鼻粘膜の反応を抑える
働きが期待できると言われていて、花粉症の季節には毎年売り上げが急進すると言われて
いるべにふうき茶を日常的に飲むというのも、アレルギー性鼻炎の隠れ対策としておすす
めできるのかなと思います。
症状が出てからというより、症状が出る前から飲み始めるのが効果的です。花粉症対策で、
もうすでに万策尽きたとあきらめている人でも、このお茶はまだ未体験という人が多いよ
うです。興味のある人はぜひ一度試してみて下さい。
|
|
