１．まちがいだらけの薄毛対策

髪が薄くなってきたと感じると、すぐに育毛剤にとびついたり、親
が禿げているから遺伝なら仕方ないと初めから諦めてしまう人と、
その反応の仕方はさまざまですが、実は、どちらも可能性は無い訳
ではありませんが、それらは薄毛の原因の一部でしかありません。
 
基本的には、紫外線、頭皮の乾燥、血行不良、栄養不足など、薄毛
になる主原因はいくらでもあるのです。
 
　　　　　
 
なので、まずは自分に該当する原因を探して対処することが大切な
薄毛対策の第一歩ということになります。
 
そこを外して、いくら高価な育毛剤を使ってみても、ほとんど効果
が出ることはないと知っておくべきです。
 
具体的な薄毛対策の基本とはどういうものかと言うと、あなたが髪
を洗うときのシャワーの温度は４０℃を超えていませんか？
 
確かに、熱めのシャワーで洗うとスッキリした気持ちになりますが、
実はスッキリする理由は、皮脂がしっかりと洗い流されてしまうか
らなんですね。しかし、皮脂がなくなり過ぎると頭皮が乾燥してし
まうことになります。
 
それでは水で洗うといいのかというと、今度は逆に皮脂が残り過ぎ
て育毛には良い環境ではありません。
 
　　　　　
 
つまり、髪を洗うときの水温は３８℃前後が理想の温度ということ
になるんですね。
 
そして、よく薄毛対策では皮脂の除去が大切というようなことが言
われるためか、皮脂を落とすことが薄毛対策と考えている人も多い
のですが、これは洗髪の注意と同じで、皮脂の落とし過ぎは頭皮の
乾燥につながりますし、皮脂が除去されると、頭皮は乾燥を防ぐた
めに、また皮脂を作り出そうとします。
 
そして、その皮脂は、育毛に使う予定だった髪の栄養分を使い、結
果的に髪が犠牲になるのです。
 

２．シャンプー・育毛剤も要注意

最近流行のノンシリコンシャンプーを使っている人も多いと思いま
すが、それはそれで悪いことではないのですが、逆に頭皮にとって
よくない合成の界面活性剤などで泡立ちを演出しているものも結構
あるのです。
 
よく泡立ち、よく汚れを落としますが、落とし過ぎて皮脂も根こそ
ぎなくなってしまいますので、当然薄毛対策に向いているとは言え
ません。
 
アミノ酸などの天然素材のシャンプーを使うのが正しい選択です。
 
　　　　　
 
そして、よくある育毛剤にも落とし穴があります。それは男性の育
毛剤には清涼感を出すためにアルコール成分を含むものが案外多い
のですが、このアルコールが髪や頭皮にはあまりよくありません。
 
育毛剤によっては、むしろ薄毛を助長するタイプのものもあり、使
えば使うほど、髪が薄くなるというものもあるのです。
 
洗髪後のドライヤーは、当然のことながら育毛には不向きであるこ
とは理解できますよね。髪にも頭皮にも良い影響を与えるものでは
ありません。
 
さらに、もう１つ大切な薄毛対策に栄養不足があります。特に女性
に多いのがダイエットなどによる極端な食事制限で、これはまず育
毛には絶対避けるべき事項です。
 
いかがですか？あなたの育毛対策は正しいでしょうか？
 
　　　　　
 
では、まとめです。
育毛にはまず頭皮の皮脂を適度に残す洗髪をすること、頭皮の血行
を促進して、栄養が不足しないような食生活と規則正しい生活習慣
を身に着けることです。
 
と言っても、なかなか抽象的なことが多いので難しいと思いますが、
頭皮の環境を最適にするための育毛に適したシャンプーを使ってみ
るといいでしょう。
 
あとは、食生活と生活習慣の乱れに注意することですので、これな
ら何となくできそうな気がしませんか？
 
要は、薄毛対策に必要なことは、頭皮環境を整えることと栄養を補
給することなのですが、その「やり方」に問題が多いのです。