１．血糖値を下げるには
何らかの理由で、血液中のブドウ糖を抑える働きのインスリンの効
きが悪くなると血糖値が高くなるということは、ほとんどの人が知
っていて、その対策もほぼ誰でも知っているはずなのですが、何故
か大半の人は血糖値が改善されないという事実があります。
では、それほど難しいことをしなければ血糖値を下げることはでき
ないのでしょうか？というと決してそういう訳でもありません。
よく言われているのが、ご飯、麺類などの炭水化物を控える、腹八
分目で満腹になるまで食べない、適度な運動を行う、といったよう
なことで、それはその通りで間違いでもありません。
もちろん、急に生活習慣を大改革するという難しさもありますが、
実は血糖値が高い理由は食べる種類と量だけの問題でもないのです。
例えば、アンパン１個食べたとして、普通の美味しいアンパンと、
小豆を蒸しただけの豆の味しかしないアンを入れたアンパンでは、
同じ大きさのものでも血糖値の上がり方は全然違います。
そうです。調味料などでも全然違う結果が出てくることになるので
すが、以前テレビのＣＭでも流れていましたように、「美味しいも
のは糖と脂肪で出来ている」のです。
つまり、美味しいものを少量だけ食べても、実際はほとんど変わら
なかったということもよくあるのです。中に含まれる糖質は変わら
ない上に、インスリン抵抗体である脂肪を摂取していては当然のこ
となのですが、もし本当に効果の上がる食生活をということになれ
ば、病院で出てくるような味気のない食事を少量食べるということ
になる訳なんですね。（笑）
これは普通の生活ではちょっと無理で、病気で入院するか、少し前
に話題になった「刑務所の飯」ということでもなければ、なかなか
希望通りに血糖値を下げることはできないと思うんですね。
そこで考えられるのは、血糖値の改善は、下げる努力をするより、
上げない対策をした方が楽ということになる訳です。
２．血糖値を上げないためには
血糖値を上げない原理がわかってしまえば、とても簡単なことです。
糖質は腸で吸収され、ごく短時間のうちにブドウ糖に変わります。
なので、最も効果的に血糖値を抑えるには、糖質の量を減らすか、
糖質を吸収する量を抑えるかということになります。
糖質の量を減らすことが難しいことはすでに書いた通りですが、腸
での吸収作用を調整するなんてもっと難しいようにも思えるのです
が、実は意外に簡単なのです。
よくダイエットでも同じことが言われていますが、血糖値が高くな
るというところまでの原理は同じなのです。 そして、インスリン
がまともに作用していれば、余分なブドウ糖は中性脂肪に変換され
て細胞に蓄えられることになるんですね。⇒肥満
しかし、インスリンの働きが正常でない場合は、ブドウ糖はそのま
ま血液中に放置されるので、血糖値が高いままの状態になるという
ことなんです。⇒糖尿病
なので、その深刻さには違いがありますが、基本的にはダイエット
を目指す人も、血糖値を下げたい人も、方法は同じということにな
る訳ですね。
で、その糖質の吸収を抑える方法というのが、一般的には野菜など
の繊維質をしっかり食べるということなのですが、これも案外実践
しにくいことの１つなんです。
そこで、もっと簡単に吸収を阻害するものとして、最近よく言われ
ているのが「難消化性デキストリン」というトウモロコシ等の天然
のデンプンから作られた食物繊維で、その名の通りで消化を難しく
する、つまり吸収もされにくい物質ということです。
昔は「吸収されず、必要な栄養素まで出してしまう食物」として、
食べ物のカスという位置付けだったのですが、最近では健康に役立
つということで「第６の栄養素」という地位を獲得しているのです。
そこのところに目を付けたダイエットや便秘解消のためのサプリメ
ント会社も多く出てきましたが、私は血糖値だったので、無理なく、
忘れることなく習慣化できるようにトクホのコーヒ―として販売さ
れている「フィットライフコーヒー」を選びました。
値段的にも今流行のコンビニコーヒー程度ですし、食後にコーヒー
の習慣があるので、飲み忘れもないし、もちろんコーヒーとしの満
足感も十分で、つまるところ、毎日のコーヒーの銘柄を変えただけ
で、何の金銭的な追加負担もなく、食事制限に苦しむこともなく、
血糖値も次回の健康診断が楽しみになるほど良好なんです。
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