保湿成分ヒアルロン酸とは
肌の保湿と言えば、ヒアルロン酸とコラーゲンを思い浮かべる人が多いと思いますが、ど
ちらも人間の真皮に多く含まれる保湿成分です。しかし、同じ保湿成分でも若干その役割
が違っていて、ヒアルロン酸は強力な保水力で水分を保持し、肌の乾燥を防ぎ潤いを保つ
働きをしていますが、コラーゲンは真皮層の７割を占める肌の基礎と言える存在で、水分
を逃がさないようにする働きがあるのです。
つまり、ヒアルロン酸が不足すると肌が乾燥し、コラーゲンが不足するとヒアルロン酸を
まとめておくことができず、弾力を失ったタルミ肌になってしまうのです。
なので、美肌と言われる根底には、しっかり整った土台と水分が存在しているということ
になります。
そこで、肌に乾燥を覚えたらヒアルロン酸入りの化粧水ということで、さまざまな商品が
販売されていますが、結論から言えば、ヒアルロン酸はいくら肌に塗っても真皮中の量を
増やすことはできません。それは、ヒアルロン酸は非常に高分子で分解されにくいため、
肌の奥まで浸透することができないからです。とは言っても、ヒアルロン酸化粧水を塗る
と肌が潤った感じがしますよね。それは、肌の表面にある角質層にとどまって、表面を潤
しているだけのことで、顔を洗えば元通りということです。
では、食品やサプリメントで摂取すると良いのではないかということで、ヒアルロン酸と
いう名前のサプリメントも多く見かけますが、その摂取された成分がそのまま皮膚や必要
な場所に移動して働くということを肯定している学者はほとんどいないのです。
ＳＩＢヒアルロン酸とは
塗っても、飲んでも、あまり効果がないとなれば諦めるしかないのかというと、そういう
ものでもありません。人間の体には、もともとヒアルロン酸を生み出す力があり、自分で
生み出したヒアルロン酸のことをＳＩＢヒアルロン酸と呼んでいます。
ヒアルロン酸が減少するということは、その原料であるムコ多糖が減少するということな
ので、まずはそのムコ多糖を補給する必要があります。しかし、ムコ多糖を多く含む食品
と言えば、牛やサメの軟骨、スッポン、アヒルの皮、ツバメの巣、ウナギ・どじょうとい
った感じで、好き嫌いが激しい上に入手が難しいという問題があります。つまり、いかに
効率的に吸収することができるかということが大切になります。
そして、吸収できれば、ヒアルロン酸を生み出す軟骨細胞をいかに増やすかということに
なるのですが、実は最近、ムコ多糖を効率よく吸収する複合酵素と軟骨細胞を活性化する
成分を中心に開発されたサプリメントが発売されました。
これまでのヒアルロン酸を摂取するというものではなく、体内で自力でヒアルロン酸を作
り出すためのサプリメントということになります。
いくら塗ってもヒアルロン酸が肌から浸透することもなく、いくら飲んでもその働きがよ
くわからないという曖昧なものより、食品から効率よくヒアルロン酸の材料を取り込み、
ヒアルロン酸を自分で作りだす細胞を活性化するといったハッキリとした目的のために作
られたって、ちょっと期待してしまいませんか？
ヒアルロン酸を塗っても顔を洗えばまた元通りカサカサ、飲んでみてもイマイチ気休め程
度でしかなかった人こそ、その違いを最もしっかり実感できるかも知れません。
