３大老けラインとは
中年を印象づけるものとして顔に現れる３つのラインがあります。その語源か
ら考えれば特徴もすぐわかるのですが、頬がたれた「ブルドッグライン」、頬
のたるみが顎までつながる「マリオネットライン」、目頭から頬に伸びる「ゴ
ルゴライン」がその３つの老けラインで、こんなのが顔に現れてしまうと、嫌
でも中年を意識してしまいますよね。
ところが、この老けラインのケアと言えば、ありきたりの美容成分を塗り、顔
のマッサージをするといったものが主流なんです。
それで納得できる人は問題ありませんが、そのような方法で効果が感じられな
かったという人は、ここから先も読んでみて下さい。
まずは、まちがいやすいのが「顔のマッサージ」です。これは腕などの筋肉を
鍛えるのとは違って、顔の筋肉の動き方を整えるのが目的です。なので、強く
グイグイ押すのではなく、ごく軽い圧で、手を動かすというより「手を当てて
頭を動かす」という感じです。
顔の筋肉の線維は繊細なので、力を加えすぎると筋線維そのものを壊してしま
うことにもなりかねませんので、鏡を見て顔のラインが消える方向に指を当て
て、その方向に正しく筋肉が動くように教えるのです。
次に、老化のサインと言えば、目元のシワや顔のくすみを気にする人が多いの
ですが、老け感の最も出やすいのが口元なのです。つまり、それだけ頻繁に使
われているので筋肉や肌の疲労も激しく、他人の目にもつきやすく老化がわか
りやすいということになるのです。
そして、口元のシワと言えば「ほうれい線」と考える人が圧倒的に多いのです
が、実は「ほうれい線」というのは誰にでもあって、意外に笑顔の素敵な人は
このほうれい線が活躍していることも多いのです。
口元で老けた印象を与えてしまうのは「マリオネットライン」の方で、本の少
し入ているだけでも老け顔に見えてしまいます。また深く刻まれてしまうと、
なかなか改善されないので、日頃から原因になるストレスなどで口周りに力を
入れることのないように注意する必要があります。
老けラインの解消法
老けラインと言えば顔に現れたシワに目が行きがちですが、まずは３大老けラ
インの気付きにくい原因に注目してみましょう。
頭を支える筋肉のすべては首の横、後ろを通っています。そして、それらの筋
肉に一番負担のかかる姿勢が下を向くときなのです。つまり、現代社会では切
り離すことができないパソコンによる作業や長時間にわたるスマホ操作などが
首を酷使して３大老けラインの原因を作っていることになるのです。
なので、顔のマッサージの前に、硬くなった首や肩の筋肉の緊張をほぐすこと
で、顔の筋肉マッサージの効果をグンとアップすることになります。
では、首や肩の筋肉をほぐす方法はと言えば、これまた意外なほど美容関連の
サイトでは紹介されていないようなので、注意点も一緒にご紹介しておきます。
皆さんは首や肩のマッサージをしてもらったことがあるでしょうか？
マッサージ直後に、頭がボーっとしたり、めまい、ふらつきを感じた経験があ
る人も多いと思いますが、一般的には「血行が良くなったんだ」という感覚か
も知れません。
首の筋肉のすぐ近くには、総頚動脈という血液センサーの役割している動脈が
あって、そこを刺激してしまうと血圧が急上昇して、めまいやふらつきを引き
起こしてしまうことになります。また首を強く揉むことで頸動脈に血栓が剥が
れ落ちたり、血管に傷がついたりすると緊急事態になる危険性もありますので、
マッサージの心得がない人は注意しなければなりません。
そこまで大事に至らなくても、外部刺激による血圧の急激な変化は、自律神経
の働きを乱し、交感神経がより活発に働き、首や肩に力が入りやすくなること
で、首のこりを更に助長してしまうといった逆効果にもなりかねません。
首のこりを解消する方法としては、姿勢を正して正面を見ます。次に息を吸い
ながら両肩を上に引き上げます。そして息を吐きながら両肩を落とす運動を数
回繰り返します。
続いて、正面を向いて正座して鎖骨の下あたりに両手を当て、胸を張るような
感じで状態を大きくそらせ数秒静止して元の姿勢に戻します。このとき首を曲
げる（首にシワを寄せる）ことのないように上半身全体で体を伸ばすのです。
そして仕上げは、正面を向いたまま、肩や体を動かさないでアゴの先端で渦巻
きを描くように、ゆっくりと頭を動かします。左右数回ずつやります。
このような首の運動は、仕事中でも簡単にできるので、老けライン解消マッサ
ージと決めつけなくても、いつでもできるときにやることで仕事の能率アップ
にもなりますし、顔マッサージの準備にもなります。
すべてが終了すれば、やはり仕上げの化粧品も考えたいですよね。
私は、３大老けラインをはじめ、顔のシワのために最新の皮膚科学に基づいて
開発されたという「シワ専用美容クリーム」をおすすめしたいと思います。
