歩いて得られる健康効果
ウオーキングが健康に良いということは誰でも知っていると思いますが、ただ歩くだけで
得られる健康効果は、おそらく想像以上ではないかと思います。
ちょっと歩いてみると分かると思いますが、これまで止まっていた血液が動き出したかの
ような気がしてきますよね。歩くと筋肉が動きますので血流がよくなり、酸素が体のすみ
ずみまで行き渡ります。つまり、循環器が活性化される訳です。
血流が改善されれば「血圧」が改善される効果が期待できますし、悪玉コレステロールも
「減少」することが期待できます。
更に、筋肉を使うということは、エネルギーを消費する訳ですから「血糖値」も下がる効
果がありますし、内臓脂肪も消費しやすくなります。
これらのことから、生活習慣病の予防効果があることはすぐに解りますね。
歩くと骨にも刺激がありますので、骨の育成に役に立ちます。特に更年期以降の女性には
骨粗しょう症の予防にもなります。言い換えれば、いくらカルシウムを摂取しても、骨に
刺激を与えなければ骨は成長しないのですが、歩くことで骨の成長が期待できるのです。
また、歩くことは脳に刺激を与えセロトニンという精神安定物質を分泌させることになり
ますし、リラックス効果もあります。そして、有酸素運動の代表であるウオーキングは脳
にも大量の酸素を送り込み脳細胞の活性化にも役立ちます。つまり、認知症予防にもなる
訳ですね。
更に、血流が良くなるということは、新陳代謝が活発になり、冷え性の緩和にもなります。
もちろん、メタボ解消やダイエットの役にも立ちますね。すると筋力が付き、関節の可動
域も広がりバランスが良くなることで、腰痛などの関節痛の悩みも改善されるとこが期待
できるのです。
古代ギリシャの医学の祖と称されるヒポクラテスは「歩くことが最良の薬」だという言葉
を残したと伝えられていますが、まさにその通りかも知れませんね。
健康に効果的な歩き方とは
最近の運動生理学によると、歩くスピードが速い人は寿命が長いという傾向にあるのだそ
うです。とは言っても、無理をする必要はありません。継続していると筋肉量が増え、筋
力も付いてきますので、徐々に歩くスピードも上がってきます。むしろ、筋力が付いてい
ないうちから速度にこだわると、転倒したり、足を痛めたりするリスクがありますので、
自分のペースで歩くことです。
そして、４０分のウオーキングを週３回ペースで実践すると、海馬が年間２％増えたとも
言われています。これは記憶に関係するところですので「認知症予防」になるということ
なんですね。
他にも、ダイエットやメタボ解消にも３０分以上のウオーキングが勧められていますので、
とりあえずは３０分以上のウオーキングを週３回以上継続して行うということです。
注意するのは歩く姿勢ですが、背筋をピンと伸ばしてというような理屈は理解できても、
それを実行するのは難しいですよね。そこで「まっすぐ前を見て歩く」ということで歩い
てみましょう。意外にこれが正しい姿勢で歩くことにつながるんです。
更に、これまでと違う景色が目に入りますので、自然との一体感が出て気分がリフレッシ
ュされて、ストレスも解消されたりします。
また、更年期以降の女性に多い骨粗しょう症の予防も念頭に置いておられるなら、筋肉と
骨の研究会社として昔から有名なワダカルシウム製薬会社が開発した骨と筋肉のサポート
サプリ「アルークα HMB プレミアム
」がお役に立つかも知れません。
たかがウオーキングと言っても、専門的に言えばキリがありませんが、しかし健康維持の
ためには、まずは「継続する」ことを１番の目標にすべきで、そのためにはとりあえずは
「たかがウオーキング」でいいのではないかと思います。
思い立ったが吉日、今日からさっそく始めてみましょう。
