1.職場に行くと体調不良になる原因
日本人全体から見ればマイナーな感じですが、朝起きて家にいるときは普通なのに、通勤
時間がせまってくると、何となく体調不良になり、会社に着くと具合が悪くなるという人
がいます。症状もさまざまで、頭痛や腹痛、吐き気、肌荒れなど、それほど深刻な状態で
ないことも多いですが、やがて不眠になったり、食欲がなくなったり、最終的にはうつ病
や適応障害などの精神疾患を引き起こすことになったりすることもあります。
他の人から見れば、怠けているように見られることも少なくありませんが、本人にとって
は「体調を崩すほど働いていて、限界に近付いている」というサインであることが多いの
です。また、朝起きたときからすでに気分が重い、楽しくないといった状態にあるなら、
それはすでにうつ状態の一歩手前なのかも知れません。

実は、このあたりまで落ち込んでしまうと、回復には時間がかかり、人生での大きなダメ
ージを負うことになる可能性があるのです。
なぜ、そのような状態になるのかと言えば、多くの場合、なんらかの「ストレス」が関係
していると言われています。人間関係で問題のある職場環境や過重労働・理不尽な要求、
自分に不向きな仕事内容や興味が持てない働き方など、何か思い当たるところがあるはず
です。
体調不良が一時的なもので休養をとれば回復するようなら、しばらくは様子見でも問題あ
りませんが、体調不良の状態が数週間も続くようなら、なんらかの対策を考える必要があ
るかも知れません。
2.体調不良が続くときの対処の仕方
仕事に行こうとすると体調が悪くなるような状態が続いているような場合は、まずは勇気
を持って「休む」決断をすることです。多少の罪悪感を覚えるかも知れませんが、自分が
病気であると考えて、無理をして悪化させるのを防ぐための前向きの決断であると納得す
ることが大切です。休むことで心身のストレスをリフレッシュする必要があるのです。

信頼できる友人や家族などに、現在の心の状態を話して聞いてもらうというのも1つの方
法で、ものごとを客観的に理解出来たり、自分の感情の整理にも役立つかも知れません。
次は、仕事以外のことに意識して目を向けてみましょう。散歩をしたり、美味しいものを
食べたり、趣味に熱中したり、自分の気持ちが落ち着くようなことを生活の中に取り入れ
てみるようにしましょう。
現代社会は昔のように「生涯ひとつの職場にしがみつく」という風潮でもありませんので、
最終的には転職という選択肢もあるといった大らかな気持ちで仕事に取り組むことです。
退職=逃げと考える人もいて、私はそれを否定する気はありませんが、だからと言って、
逃げること=悪いこととは考えません。人間を含む動物には、危険を察知したときは逃げ
るという生存本能があります。つまり、その本能に従って行動しているだけのことで、そ
れは家が火災に遭って外へ逃げたとしても、それを見た人が「悪いこと」とは判断しない
のと同じです。体調を崩してまで働き続ける意味がないと判断したなら、退職は前向きの
正しい選択ということなのです。もちろん体調が気になるという場合は、医療機関で相談
してみるのも1つの解決法になるかも知れません。
した。なかなか言葉にしにくい不思議な感覚ですが、何となく精神的に落ち着くような気
はします。興味があれば試してみて下さい。