ルテインとゼアキサンチンの違い
どちらも目の健康に役立つ成分として、最近とりあげあられることが多くなりましたが、
ともに緑黄色野菜などに含まれるカロテノイドの一種であり「眼の黄斑部・水晶体に存在」
「高い抗酸化力」「分子式が同じ」という共通点があります。
では何が違うのかと言うと、ルテインは黄斑部の周辺に存在し、ゼアキサンチンは黄斑部
の中心部分に存在しているといった感じの微妙な違いがあります。

ゼアキサンチンというのは、ルテインが代謝によってゼアキサンチンに作り替えられたも
ので、ルテインの構造異性体と呼ばれるものです。なので、分子式は同じですがその構造
が異なる化合物ということになります。
そして、その働きは、ゼアキサンチンが黄斑の中心部で黄斑変性を予防したり、脂質の酸
化を防いだり、活性酸素の発生を抑制すると言われていて、一方のルテインは黄斑の周辺
部での抗酸化とともに抗炎症作用もあるため、眼の病気の予防機能も果たしているのです。
もともと白内障などの予防に効果的とされていましたが、近年のスマホの普及により、紫
外線に加えてブルーライトなどの影響で黄斑部の細胞が酸化されて起こる加齢黄斑変性が
増えていることもあり、欧米では成人の失明原因の第1位とも言われていることから、特
にルテインとゼアキサンチンが取り上げられることが多くなっているようです。
また、ルテインやゼアキサンチンは加齢により減少し、体内で作ることが出来な成分とい
うことでもあり、緑黄色野菜などから積極的に摂取する必要があるのですが、インスタン
トやレトルト食品、ファストフードなど、現代の食生活は逆行しているようなところもあ
りますので、それを補給するためにサプリメントなどが多く開発されているような背景が
あります。
ルテインとゼアキサンチンの摂取法
ゼアキサンチンはルテインから作られるのだから、ルテインをしっかり摂っておけば良い
のではないかと考えたくなりますし、実際にサプリメントなどでも少し前まではそのよう
な傾向にありました。
しかし、目の健康のために摂取するのであれば、両方をバランスよく摂取するのが理想的
なのです。そして、アメリカではそれを実証する研究結果も出ていて、両方摂取した方が
病気になる確率が大きく減ったとされています。
そのバランスの良い配合というのが「ルテイン:ゼアキサンチンが5:1」と言われてい
ます。また、どちらも脂溶性の成分であるため効果的に吸収しようとすれば油分と一緒に
摂取することを推奨していますが、もともと摂取・吸収されにくいものでもありますので、
すでに目に何らかの心配がある人は、信頼できる会社が開発したサプリメントなどを活用
することをおすすめします。

ルテインはホウレン草などの緑黄色野菜に多く含まれていると言われていますが、ゼアキ
サンチンも同じかと言うとそうでもなく、ゼアキサンチンが圧倒的に多いのが赤いパプリ
カです。どちらも調理は油で炒めるというのは当然ですね。しかし、それでも加齢黄斑変
性症リスクを下げるには、1日6ミリグラム以上と言われていますので、それを黄金比率
で連日ホウレン草と赤パプリカの油炒め料理でも大丈夫という人なら何とかなりそうです
が、かなり厳しい食生活になりますので、一般的にはやはりサプリメントを利用するのが
無難かと思われます。
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