高齢者の健康維持に必要なタンパク質の摂取は小魚が効果的

高齢者の健康維持に必要なタンパク質の摂取は小魚が効果的

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1.高齢者とタンパク質

最近の医学界では「高齢者は肉を食べるのが良い」という流れになっているようですが、
果たしてそれは本当でしょうか。確かに高齢になれば筋肉が減少して、それが原因でさま
ざまな不都合なことが起きるようになります。だから肉を食べるというということになる
のですが、実は、高齢になって赤身の肉を多く食べている国の人は、意外にも病気がちで
短命であるというデータがあるのです。

一方で、健康食の代表として古くから注目されているのが、魚介類を中心にしたタンパク
質を摂るという地中海食ですが、同じく世界的な長寿国とされている日本でも、実は同じ
ような食事スタイルになっているのです。違いは、地中海食は生野菜・果物・オリーブオ
イル・ポリフェノールを多く含むワインなどに対して、和食では海藻や食物繊維の多い食
品、納豆や味噌、漬物などの発酵食品が多いということです。

お解りでしょうか、高齢になれば「タンパク質」の摂取は必要という点では異論はありま
せんが、短命の国では牛や豚の赤身を摂り、長寿国では魚やナッツなどのマメ類を摂って
いるという点が違うのです。

赤身の肉には、長寿遺伝子に異常を引き起こすアミノ酸が含まれるというのがその理由と
言われていて、近年、健康志向の強まりで敬遠されている霜降り肉の方がまだヘルシーと
いった話もあります。

いずれにしても、高齢者が不足しがちなタンパク質は摂取する必要がありますが、それが
赤身の肉ではなく、魚介類やナッツ類に求める方が好ましいということなのです。日本食
にも、古くから大豆や大豆製品、小魚などでタンパク質が補える内容になっていますので、
今更、赤身の肉を増やす必要もなく、タンパク質を豊富に含む日本食の食材を意識するこ
とで、タンパク質は十分に摂取可能ということなのです。

2.タンパク質の摂取法

タンパク質は、筋肉や骨、皮膚、内臓、血液など、体の主要部分のほとんどを構成する成
分になっています。ところが高齢になると、食欲低下・吸収力低下などでタンパク質が不
足しやすくなります。すると、筋肉量が減少(サルコペニア)して歩行能力が低下したり
免疫が低下して病気にかかりやすくなったりします。つまり、健康寿命を縮める大きな要
因の1つになるということです。

そこで、前述の「赤身の肉」の話になるのですが、赤身の肉は確かにタンパク質が多く含
まれていますが、他にも多くの食品にも含まれています。一般的に、広く話題になるよう
な話の内容は、どちらかと言えば、雑誌やテレビなどの宣伝効果によることが多く、その
内容も一部のスポンサーの意思に添うように発せられていることが多いのです。

高齢者のタンパク質が不足する理由は、そもそも日本人はタンパク質の摂取量が不足して
いる状態にあり、多少多く摂っても糖質や脂質のように体内に蓄積されることなく排出さ
れてしまいます。また、摂取したタンパク質の約30%は熱として消費されてしまいます
ので、健康寿命を維持するためには高齢者はしっかりタンパク質を摂る必要があります。

赤身の肉以外にタンパク質を摂る方法としては、大豆製品(豆腐・高野豆腐・湯葉・納豆
など)、小魚の振り掛け、すり身(魚が主原料のかまぼこなど)、毎日、少量でも継続し
て摂取することが大切です。もちろん地中海食だって、赤身の肉が含まれることもありま
すので、赤身の肉を絶対食べてはいけないということではなく、シーフードが中心で毎日
なら、赤身肉は週1回程度という比率にするということです。

日本人は全体的にタンパク質が不足気味ですので、高齢になってからというものでもなく、
年齢に関係なく、今日からタンパク質を多く摂れるような食生活を考えてみましょう。