1.美肌へのスキンケア
スキンケアと言えばさまざまな化粧品を思い浮かべるかも知れませんが、実は食生活を変
えてみるという方法もあるんです。と言えば、すぐに思いつくのが野菜や果物かも知れま
せんが、意外にも「魚」が正解です。
魚には野菜や果物と同じく、ビタミンやミネラル類も含まれていますし、コラーゲンやオ
メガ3脂肪酸、アスタキサンチンなどの美肌に必須の成分も多く含まれているのです。つ
まり、コラーゲンによる保水力アップ、脂肪酸による抗炎症・ターンオーバー促進作用、
アスタキサンチンによる紫外線などの強いダメージ抑制効果、シワ・たるみ予防、肌の透
明感アップなど、健康的な美肌には欠かせない成分が満載なのです。

特に美肌効果の高い魚としては、サーモン・イワシ・マグロがよく知られています。サー
モンは多くの美容研究家も推奨していますが、その豊富なオメガ3脂肪酸、ビタミンD、
アスタキサンチンなど、抗炎症・抗酸化物質による肌ダメージの予防効果、肌の弾力を保
ち老化を遅らせる効果があるとされています。
イワシというのはあまり知られていないかも知れませんが、EPA・DHAなどの脂肪酸
は血行を促進し、肌の炎症を抑えたり、保湿力を高めることで透明感のある肌を維持する
効果があると言われています。
マグロは割と人気のある魚ですので比較的嫌われることが少ない魚ですが、サーモンやイ
ワシの持つ成分に加え、高品質なタンパク質も豊富に含まれています。これにより、肌の
新陳代謝が促進され、きめ細かい美肌の維持が可能になるのです。
2.魚の選び方と食べ方
魚は当然のことながら「新鮮」なものを選ぶことです。一般的な鮮度の見分け方としては
目がきれいで、つやがあることと言われていますので、とりあえずはそこから始めて、少
しずつ良い魚を選ぶ目を養うようにして下さい。
魚であればどれも大きな差はありませんが、まずはサーモンやイワシ、マグロを中心に、
週2~3回を目安に食べることを習慣化してみましょう。

次に、調理の仕方によっても栄養素に違いが出ますので、目指す料理の必要最低限の手を
加えるという方向で取り組むようにしましょう。例えば、鮮度の良いものは「さしみ」や
「カルパッチョ」などがおすすめですし、揚げ物より煮物、煮物より蒸し物の方が栄養素
が失われにくいと言われています。また、煮物の煮汁の再利用(スープや煮凝りなど)を
工夫してみると無駄が少なくなります。
何となく魚の料理に慣れてきたら、次は他の食材との組み合わせも考えてみましょう。た
とえば、サーモン+キウイの組み合わせはビタミンCの相乗効果でコラーゲンの生成を促
進したり、海藻やゼラチンが加わることで肌のハリが向上すると言われています。
ある程度の年齢になると、外からの化粧品などによる肌ケアだけでは難しくなってくるよ
うになりますが、魚を食べること(食事による内側からのケア)は、かなり有効に作用し
ますので、エイジングケアを考えるときは、化粧品とともに食事による変化も考えるよう
にしてみて下さい。
ただし、理想は理想として、現実的には週数回の魚料理そのものが難しいという人もいる
かも知れません。そのような場合には、おすすめしているものではありませんが、週数回
はお惣菜コーナーの魚や、寿司のパック、回転寿司などを利用してみるというのもアリか
なと思います。また、たまに魚アレルギーの人もいたりしますが、そのような人は魚に含
まれる栄養素を他の食品で摂取することも考えてみて下さい。ずばり代替にならないまで
も、ある程度の効果は期待できるはずです。