1.ギックリ腰の原因と症状
ギックリ腰とは、急に激しい腰痛が起こり、立ち上がることも困難になるような状態のこ
とを言います。普通は1週間前後で回復することが多いようです。たまに、ギックリ腰=
腰椎椎間板ヘルニアと考えている人もいますが、正確に言えば、腰椎椎間板ヘルニアや脊
柱管狭窄症、腰椎圧迫骨折などを含む、はっきりした病名がついていない状態のすべての
急性腰痛の総称のことをギックリ腰(急性腰痛症)と呼んでいます。

つまり、瞬間的に急激に生じる強い痛みをギックリ腰と言いますが、普通はその症状も数
日から1週間程度で回復します。しかし、そのような状態が2週間以上続く場合には、腰
椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、他の病気が原因である可能性がありますので、整
形外科を受診する必要があります。
ギックリ腰の症状は、急性で強い痛みが特徴ですが1週間前後で回復します。しかし、そ
の症状がなかなか治らない場合や腰だけではなく下肢にも痛みやしびれ、排尿・排便障害
があるような場合は、腰に何らかの神経障害が起きるような病気が発生している可能性が
高いと思われますので、すぐに病院で診察を受けるようにして下さい。一刻を争うような
ケースもありますので、まずは病院で原因を知ることが大切です。
また、下肢の麻痺やしびれ、激しい腰の痛み、発熱・嘔吐、血尿などの症状が見られる場
合は、もうすでにギックリ腰の範囲を越えていますので、2週間の様子見などをすること
なく、すぐに病院で検査を受けることをおすすめします。
2.ギックリ腰の対処の仕方
ギックリ腰になってしまったら、まずは痛みを落ち着かせることを考えます。できるだけ
楽な姿勢で深呼吸をしたり、患部を温めたり、湿布薬や鎮痛剤など、手近にある使えるも
のは何でも活用してみましょう。
寝るときは、腰に負担が集中しないような姿勢を考えてみましょう。仰向けに寝る場合は、
膝の下に毛布などを丸めてクッションにしたり、横向き寝の場合は、痛い方の側を上にし
たり、膝の間にクッションを挟んだりして、できるだけ楽な姿勢で寝るようにします。

やがて、腰の痛みが落ち着いてきたら、無理をしないようにして、できるだけ普段の生活
にもどすようにすることで回復が早くなると言われています。また、腰の痛みにコルセッ
トが有効と考えられていて、実際、コルセットをつけることで楽に動けると感じる人も多
いようですが、早期回復の基本は「普段通りの生活」ですので、痛みが和らいでもしつこ
く使用することはやめましょう。
むしろ、腰が回復したら、少しずつ腹筋や背筋を鍛えるような運動をして体幹の筋肉を強
化することを考えましょう。そして、ギックリ腰になりやすい姿勢をできるだけ避けるこ
とを心がけましょう。腰だけ曲げて荷物を持ち上げたり、腕の力だけで持ち上げようとし
ないことです。
ギックリ腰は荷物を持つようなことだけではなく、激しいくしゃみや咳をしたときにも起
きることがありますので、おおきなくしゃみが出そうになったときには、腰を少し反らせ
て、腰のS字カーブを保つことを意識するようにしましょう。壁などに手をつくのも腰の
衝撃を少なくする方法として使われています。
の軽い運動を通して、筋肉や関節の柔軟性を保つことが大切です。両方の改善に役立つと
言われているアイテムもありますので、興味があれば試してみて下さい。