1.日本の水道水
昔は、日本の水道水は世界一安全な水と言われていましたが、現在の水道水もそうなので
しょうか。日本の水道水の水質基準は1957年に施工された水道法によって定められた
もので、各水道局が徹底した殺菌消毒をして供給されているため、結論から言いますと、
日本の水道水はそのまま飲めるクオリティの高い水ということになります。

しかし、ときどき水質管理目標が変更になったり、新しい薬品が追加されたりすることも
あり、近年は民間団体に委託するといった提案もされていることから、これからの水道水
もいつまでも安全かと言えばそういうものでもありません。だからと言って、飲んですぐ
に健康被害が出るということでもありませんが、今から何らかの対策を考えておくことも
必要かも知れません。
特に都会でマンション住まいなどをしている人は、貯水タンクは年に1回は厚生労働大臣
指定の検査機関による定期検査が義務付けられているため問題ありませんが、そこから家
庭内の配管は自己責任となっていて、古くなると鉛の成分が水に溶けている恐れがありま
す。法定耐用年数40年を過ぎた物件では排水管の点検も必要です。
とりあえずは、現時点での日本の水道水は安全に飲めるということになります。
2.水の安全対策
日本の水道水の安全性は確認できましたが、消毒のために使われた残留塩素やトリハロメ
タンなどの気になる物質が含まれていることも事実です。健康被害が出るほどの量ではあ
りませんが、それでも薬品のニオイなどが気になる人も多いのではないかと思います。
安全な水=美味しいということではありませんので、水質が気になる人に簡単な改善方法
を紹介します。まずは、水道水を10分以上沸騰させることです。沸騰時間が短いと、ト
リハロメタンが増加してしまうことになりますので、15分程度は加熱するようにして下
さい。逆に加熱された水は殺菌効果がなくなりますので、冷蔵庫に保管しても、細菌が繁
殖するリスクが高くなりますので注意が必要です。

次は、近年いろいろなCMで見かけるウォーターサーバーや浄水器を使うことです。ウォ
ーターサーバーは温水や冷水がすぐに使えたり、災害時の水備蓄にもなりますが、水ボト
ルの交換やコスト面でのデメリットがあります。浄水器はコストが安く、場所もとらない
のが利点ですが、機能面や耐久性に少し弱いところがあります。