血圧は高いより低い(低血圧)方が注意が必要?

血圧は高いより低い(低血圧)方が注意が必要?

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1.低血圧の症状と危険度

日本では高血圧に関する情報は溢れていますが、意外に低血圧に関するものは少ないよう
です。それは、高血圧は動脈硬化や脳卒中などの重篤な病気に関係することがあるからと
いう理由のようですが、実際はどうなのでしょう。

昔は、高血圧の基準は180mmHgとされていました。当時は、戦後の食料事情の悪さの
ため、血管も脆く、脳卒中などの病気も起きやすい環境にありました。現在は飽食の時代
と言われるほど食料事情も改善され、医学も進歩して、脳卒中で亡くなる人の数も著しく
減少しています。それでも、血圧の基準だけはどんどん厳しくなり、多くの人が血圧降下
剤を服用しています。最高血圧が180mmHgの人などほとんどいないのにです。

それに対して、低血圧の場合は「治療の必要がない」という理由から、ほとんど取り上げ
られることがありません。しかし、低血圧は意外に危険な場面に遭遇することが多いとい
うことを知っているでしょうか。

低血圧症には、本能性低血圧、起立性低血圧、二次性低血圧の3種類があります。本能性
低血圧が低血圧の大半を占めていますが、体質的な問題や遺伝によることが多いと言われ
ているものの原因はよくわかっていません。ただ、目立った症状が見られなければ、治療
の必要がないということになっています。

起立性低血圧は、いわゆる「立ちくらみ」で、急に立ち上がったときなどに、体内の血液
分布が大きく変動することが原因とされています。症状としては、ふらつきや気が遠くな
るような感じを自覚しますが、失神につながることもあります。確かに低血圧の治療の必
要はないかも知れませんが、ふらついて転倒したりしたら非常に危険です。

二次性低血圧は、病気や薬が原因で引き起こされるもので、その原因が明らかである場合
とされていますので、治療の対象は原因の病気になります。

ここまでのところで、低血圧はそれほど危険な症状ではないと思われるかも知れませんが、
本能性低血圧の人は、起立性低血圧も起きやすい傾向にあります。例えば、入浴時に湯舟
から急に立ち上がったときに、ふらついて転倒したらどうでしょう。車を運転中に気が遠
くなるような感じがしたらどうでしょう。

低血圧は病院での治療が必要ない(多分儲からない)という理由で、軽視されることが多
いですが、立ちくらみなどを経験して、これはヤバいと思ったことのある人は、セルフケ
アの仕方を覚えて、低血圧の症状を未然に防げるようにしておきましょう。

2.低血圧を改善するには

まずは、自分が低血圧であると自覚(立ちくらみが起きやすいなど)している人は、日頃
から「急激に血圧が低下する」ような行動を避けるようにすることです。立ち上がるとき
は「ゆっくり」と立ち上がるようにして、めまいや立ちくらみを感じたときは、すぐに座
って楽な姿勢で症状が治まるのを待ちます。

体内の水分量が減ると、血圧は下がりやすくなりますので、こまめに水分補給をするよう
にしましょう。そして、夜更かし、睡眠不足も低血圧の原因になりますので、できるだけ
規則正しい生活をすることが大切です。同時に、血液の循環効果がある「軽い運動習慣」
をつけるようにして下さい。

確かに、特にお金のかかることは何もありませんが、もう少し詳しく言いますと、朝食後
に食事性低血圧が起きやすいと言われていて、その予防には「糖質(炭水化物)」の摂取
を控えることです。もちろん、朝食だけではなく、大食い(一気食い)、高温の環境下で
の食事、立ち食いなども低血圧を引き起こしやすくしますので注意しましょう。

低血圧改善に役立つ栄養素は、タンパク質、ミネラルです。ミネラルは野菜や海藻類がよ
く知られていますが、低血圧の人には天然塩もおすすめです。高血圧のように塩がどうこ
ういうこともありません。ミネラルがたっぷりの自然塩をしっかり摂りましょう。ただし、
おなじみの精製塩や食卓塩といった塩化ナトリウムだけの製品は、高血圧・低血圧を問わ
ず摂取量を減らす必要があります。