1.頭痛と水分不足
夜間にふと目を覚ましたときや、朝起きたときに頭痛がするという経験はないでしょうか。
夏は汗をかきやすく、それなりに水分補給をしますが、それでも就寝中や仕事に熱中して
いると水分不足の傾向にあることが多いと言われています。逆に、冬場の寒いときには、
あまり汗をかきませんが、その分、あまり水分を摂らないため、やはり水分不足になって
いることがよくあります。そのような状態のときに頭痛は起きやすいのです。

体内で必要な水分が不足すると、血液がドロドロ状態になり、血流が悪くなります。する
と、頭部の血流も悪くなり、血管が拡張することで血流を増やそうとします。それにより
神経を刺激することで頭痛が起こります。さらに、悪化すると体内の熱を放出することも
難しくなり、結果、体内に熱がこもることになり、あらゆる器官の働きが低下するように
なります。これが脱水症状や熱中症と呼ばれる症状につながる仕組みです。つまり、頭痛
は水分不足による初期症状の1つなのです。
ここのところを知らない人は、頭痛薬などで痛みを和らげようとしますが、それは、一時
的な症状の緩和には役に立つかも知れませんが、脱水状態を改善していない状況での服用
は腎臓に負担をかけることになります。なので、脱水症状が起きやすい状態での頭痛には、
まずは薬より「水分補給」をしてみましょう。また、水分不足で頭痛が起きているときに
は、体内のミネラルバランスも崩れていることが多いので、塩分の補給も一緒にするよう
にしましょう。
2.脱水症状の改善
体内の水分は、自覚症状がないまま減少することが多いので、日頃から水分補給の習慣が
ない人は、頭痛が起きるまで(頭痛が起きていても)体内の水分が不足していると気付か
ないことが多いようです。
スポーツなどで大量に汗をかいたときは、さすがに水分補給をする人も多いですが、その
ときも汗として排出されてしまったミネラル類まで考えが及ぶ人はそれほど多くありませ
ん。さらに、特別なことをしていなくても、空気が乾燥する冬場には、体内の水分が蒸発
しやすく、気が付かないうちに水分が不足していても、水分補給をしていない人が多いと
言われています。なので、原因不明の頭痛がよく起きる人は、喉が乾いていなくても水分
補給する習慣をつけておくことが大切です。

特に夏場は、何もしていなくても大量の汗をかくことが多いので、水分とミネラルの補給
は欠かせません。経口補水液なども売られていますが、結構なお値段ですので、常用する
には厳しく感じられるかも知れませんね。私は、白湯(温度は気にしていませんので、水
を沸騰させてそのまま放置、ほぼ常温状態)に経口補水パウダーの1スティックを3回に
分けて使用しています。濃度はお好みで良いと思いますが、私の経験では500ccの白
湯に1スティックで3~4本分に薄める程度でも日常ユーズには十分かなと思います。こ
れならそれほど気になる出費でもありません。納得できた人は試してみて下さい。
ここでは、水分不足と頭痛に関してのみ書いていますが、その延長線上に脳血管疾患や心
疾患があります。脳梗塞や心筋梗塞は夏場に発症することが多いと言われていますが、そ
れは脱水症状と深く関係しているという意味になります。