口臭予防の基本はセルフケア

口臭について考え始める人は、自分もしくは他人の口臭が気になっ
ていることが多いですよね。
 
そして、他人の場合はともかく、自分の口臭が気になる人は何とか
しなければという気持ちがどんどん強くなってきて、ときにはノイ
ローゼのような人も見かけます。
 
しかし、あるデータによると、３０代以上の人の９０％は臭いの元
を持っているといいますから、これは安心できる結果なのか不安が
増す結果なのかわかりませんが、いずれにしても大抵の人はニオイ
を指摘されても不思議ではありません。
 
　　　　
 
口臭には「生理的口臭」「食品・嗜好品による口臭」「病的口臭」
の３つの口臭があり、その原因の９０％以上が口のなかにあるとい
うこともよく知られています。
 
生理的口臭というのは、朝、起きたときなどに感じる不快なニオイ
で、これは就寝中は唾液の分泌が減り、口内細菌が増殖して口臭の
原因物質をたくさんつくるためで、同じように昼食を抜いたときや
緊張して口内が乾燥状態になったようなときにも生じる口臭です。
 
しかし、この生理的口臭は限定された条件下では他人が不快と感じ
るレベルまでになりますが、普段はゼロになることはないものの、
特に他の人が不快に感じるものでもありません。
 
つまり、口臭というのは「他人が不快と感じるレベル以下」なら問
題ないということなのです。
 
　　　　
 
食品や嗜好品による口臭は、ニンニクやアルコール、タバコなど、
原因もハッキリしていますし、時間が経過すれば減少する性質のも
のなので、特に心配するようなものでもありませんし、このニオイ
の解決は自身の意識の問題ということになりますね。
 
ここまでくると、私達が一番気をつけなければならないのが「病的
口臭」であることはもうおわかりですね。
 
病気としては、鼻やのど、呼吸器系、消化器系の病気なども口臭の
原因になりますが、一般的に病的口臭の原因の９０％以上は口の中
にあるとされています。
 

　口の中の口臭原因の解消法

９０％以上が口の中にあるという口臭の原因とは何かと言うと、虫
歯、歯周病、舌苔、唾液分泌の減少ということになります。
 
よく胃が悪いと口臭があると言われますが、実は胃と食道の境には
噴門部があり、食物が通過するとき以外は閉じられていますので、
普通の状態で胃の中の空気が口の中まで出てくることはないのです。
 
　　　　
 
なので、まずは虫歯や歯周病などの原因が思い当たるようであれば、
歯科医で治療ということになります。
 
しかし、治療すればそれで解決するかと言えば、そういうものでも
なく、虫歯や歯周病のない人の場合も含め、口臭の予防には口の中
を清潔にするというのが最も大切なことになります。
 
言ってみれば、虫歯も歯周病も舌苔も、口の中の清掃不良が原因で
起こる訳ですから、そこのところを解決しなければ、いくら治療し
ても口臭の悩みはなくならないということなのです。
 
　　　　　　　　　　　　
 
正しい歯ブラシの使い方を学び、歯間ブラシやデンタルクロスなど、
自分に必要と思うものはすべて利用して、口内を清潔に保つように
することが口臭の悩みを解消する正しい方法と言えます。
 
更に、消臭効果ＭＡＸと評判の舐める口臭対策サプリなども併用す
ることで、口臭の不安解消から口臭には自信を持つところまで、セ
ルフケアだけでも可能になります。