１．浸透効果の知られない事実

化粧品を選ぶとき、「美容成分が肌の奥まで浸透する」と書かれて
いることを基準にしている人が多いと思いますが、この「肌の奥」
っていうのは、どこまでのことか知っている人はあまりいないよう
なんですね。
 
もう少し注意して読んでみると、必ず「角質層まで」と書かれてい
ることに気付くと思いますが、実は、この角質層というのがどれほ
ど奥かというと、肌の表面からわずか ０.０２mmのところというこ
となんですね。
 

 
そこから奥へはバリア機能の働きで、細菌も化粧品の成分も浸透し
ないのですが、化粧品を選ぶ７８％もの人が「浸透効果」に期待し
ているという事実があるんです。
 
ところが年齢を重ねると、その本当の奥の部分では、コラーゲンや
保湿成分はどんどん減少して行ってることになります。
 
あなたの「シワ」や「たるみ」の悩みが、いつまでたっても解消し
ない理由はその辺にあるのかも知れません。
 

２．化粧品選びの視点を変える

シワやたるみの悩みを解消するためには、美容成分の肌への浸透性
は当然として、その美容成分を肌に留めて、肌が潤った状態を保つ
ことが大切になります。
 
　　　　
 
肌の角質層の水分の約８０％は、細胞間脂質のセラミドにより守ら
れていますので、肌の潤いを保つためには重要な存在だということ
は誰にでもわかりますよね。
 
もちろん、それだけではなく紫外線や摩擦などの外部刺激から肌を
守るという働きもあります。
 
ところが、このセラミドを生産する力のピークが「赤ちゃん」のと
きで、以後は減少の一途で、特に３０代以降は大きく低下します。
 
その頃から、いわゆる年齢肌と言われるさまざまな肌トラブルが起
こることになるのです。
 
この原因を解決するには、角質層に美容成分を浸透させるだけでは
あまり効果がなく、セラミドが減少しない方法をめざすことが、大
切になる訳です。　しかし、生産能力が低下しているものは仕方な
いと諦めるのではなく、セラミドと同じ役割を果たす化粧品に変え
ることこそ「シワ」や「たるみ」の悩みから卒業できるということ
になるのです。
 

 
つまり、このセラミドと同じラメラ構造を持つ化粧品を使用するこ
とで、肌の潤いを外に逃がさず、美容成分を肌に留めることができ、
シミ、シワ、たるみなど年齢肌の悩みの原因である乾燥を防いで、
美肌を保つことができるようになるんですね。
 
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