1.健康寿命は平均寿命より10年短い
今や日本人の平均寿命は90年に近づこうとしていますが、戦後ま
もなくのころは、人生50年と言われていて、75歳を超えたのは
1986年のことです。
このように、平均寿命は短期間で飛躍的に延びましたが、自立して
健康上の問題で制限されることなく日常生活を送れる期間のことを
いう「健康寿命」は追いついておらず、平均寿命より10年前後も
短いのです。
なので、その期間は介護や支援を必要として生活することになるの
で、私達の将来には、健康寿命を延ばして、「平均寿命=健康寿命」
となることが理想なのです。
2.健康寿命を延ばすには
最近よく耳にするロコモティブシンドローム(ロコモ)は、運動器
症候群と言って、骨や関節、筋肉などの衰えが原因で、歩行や日常
生活に障害をきたすことをいいます。

つまり、骨、関節、筋肉、脊髄、神経などが連携して体を動かす仕
組みのことで、どこかに障害が起こると、体全体に支障をきたすこ
とにもなるのです。
そして、そのような状態が進行すると、いわゆる寝たきりになるリ
スクが高くなっていくことになります。
現実に、要支援や要介護になった人はと言えば、その25%がロコ
モで、脳血管疾患の18.5%を抑えて第1位を占めているのです。
(平成25年厚生労働省調査)
平均寿命は延びたものの、私達の運動器の寿命が追いついていない
のか、もうすでに運動器の寿命を超えて平均寿命が延び過ぎている
のかは分りませんが、いずれにしても、自立した生活を送るために
は、大切に使い続ける必要があるのです。
では、そのロコモ対策の始めどきはと言えば、骨や筋肉の衰えが始
まる40歳ころが理想ですが、遅くとも急激な低下がはじまる50
歳過ぎまでには始めることです。

もちろん、それ以外にも認知症、高齢による衰弱等、いろいろな原
因で健康寿命が損なわれて行きますので、60歳を過ぎたら総合的
な健康寿命対策が必要になってきます。
「健康寿命は自分で延ばす」という意識を持って、ロコモ対策、認
知症対策、病気対策を総合的に行うには、バランスの良い食事、適
度な運動を中心に、サプリメントなどでハツラツ成分も補給するな
ど、正しいことなら何でも積極的に取り入れてみるという心構えこ
そが、最も大切なことかも知れません。