プロポリスは良く知ることから
ミツバチと言えば「ハチミツ」だから、プロポリスもその一種というような適当な考え方
をしていませんか?ハチヤニとも呼ばれるプロポリスは、甘く美味しいハチミツとは違っ
て、口に入れると「刺激臭」と「苦味」「ヤニ臭」があります。
それもそのはずで、プロポリスはセイヨウミツバチが木の芽・樹液・樹皮・花粉などに自
身の唾液を混ぜて固めたもので、それを巣の隙間に塗りつけて細菌やウイルスから巣を守
るためのものなのです。
私たちの家で言えば「壁」のような存在ですが、その原料が「ヤニ」や「樹皮」「樹液」
など、植物が身を守るために備えている物質ばかりですので、その効果も相当なものとい
うことになります。

古代エジプトではミイラを保存する際の防腐剤として利用されたり、それ以降にも感染症
などの治療に使われてきたと言われていますが、現代でもプロポリスを医薬品として認め
ている国もあるほど注目度は高いのです。
ついでにここでよく耳にする「ローヤルゼリー」と「マヌカハニー」も一緒に覚えておき
ましょう。ローヤルゼリーとはミツバチの若い働きバチが花粉などから集めたハチミツを
体内で分解・合成して咽頭腺などから分泌する乳白色のクリーム状の物質で、女王蜂の幼
虫や、成長した女王蜂のエサとして提供される、女王蜂の生涯唯一のエネルギー源です。
そして、マヌカハニーはマヌカという木の花から集められた蜜のことで、これが私たちが
想像するハチミツの一種ということです。
話はそれましたが、巣を守る物質であるプロポリスは、産地により多少の違いはあります
が、抗酸化作用のあるポリフェノールやアミノ酸、ビタミンなど300近い人間にとって
も有用な成分が含まれているといいます。
そして、その中心は細菌やウイルスに対するものですが、それはそのまま人間にも当ては
まり、そのなかの抗炎症作用がアレルギー性鼻炎(花粉症)に効果的に働くということな
のです。もちろん風邪やインフルエンザでも予防や症状の軽減、回復を早める効果も期待
できると言われています。
その他にもヘルペスや内臓疾患、ガンなどの予防にも役立つとして研究が進められている
と言います。確かに「天然の抗生物質」と言われるのも理解できるところですね。
プロポリスの効果的な摂取方法
プロポリスは森にある樹木や樹脂などの身を守る手段を集めたものなので、お世辞にも美
味しいと言えるものではありません。もちろんそのまま摂取する訳ではありませんが、サ
プリメントなどの原料になるようにアルコールで抽出されたものでも、苦みや風味が残っ
ていることが多いのです。
しかし、逆に考えれば、その味や風味こそが天然プロポリスの証でもあるのですが、その
まま摂取するのはよほどの覚悟がない限りおすすめできません。

一般的にはサプリメントによる摂取方法が無難な選択ですが、ここまで述べてきたことは
すべてがプロポリスを選択しようとする人へのアドバイスです。
つまり、ミツバチがなぜプロポリスを作る必要があるのか、なぜ美味しくないものを作る
のか、それらが自然に理解できたと思います。なので、それを活用しようとする私たちも
美味しいから食べるのではなく、美味しくなくてもなぜ食べる必要があるのかというとこ
ろをしっかり考えてみることです。
また、ときどき「副作用」などの心配をする人がいますが、結論から言えば、これまでの
ところ重大な副作用は報告されていません。せいぜい摂取方法により胃が弱い人はお腹が
ゆるくなったとか、舌に刺激があったとかいう程度です。しかし、プロポリスは特別アレ
ルゲンではありませんが、ハチミツなどの蜂製品にアレルギーがある人は控えておくのが
良いかも知れません。
ここでは話の流れで「副作用」と書きましたが、副作用とは「医薬品あるいは医療的処置
に伴って生じた望ましくない作用」のことですので、本来「天然の食品」に副作用などあ
りません。
