１．アレルギー体質と皮膚炎の症状

体がアレルギー体質になっていると、皮膚も敏感になり、わずかな
刺激でアレルギー反応が起こり、かゆみや炎症を引き起こすことに
なってしまうようです。
 
そのような症状で一番多くの人が悩んでいるのが「がまんできない
かゆみ」で、掻くことにより更に症状が悪化するという負の連鎖に
陥ってしまうことになります。
 
また、赤く腫れたり、熱をもったりする「炎症」、ブツブツとした
湿疹やアカギレができるのも皮膚炎の症状で、いずれも「かゆみ」
の原因になるため、早目に炎症を抑えることが必要です。
 

とは言っても、それらの出ている症状を抑えるのは、あくまでも応
急措置であり、繰り返さないような体質に改善していくことが基本
的な治療となります。
 

 

皮膚のかゆみに使われるのは、乾燥皮膚の場合は「保湿薬」、湿疹
などの炎症には「ステロイド系外用薬」、アトピー性皮膚炎には「
タクロリムス水和物軟膏」などの塗り薬の他、かゆみを引き起こし
ているヒスタミンをブロックする働きのある「抗ヒスタミン薬」が
飲み薬として使われることになります。
 
これらは皮膚科医などを受診すれば、症状に応じた薬を処方してく
れますので問題ありませんが、繰り返す炎症を治すためのものでは
なく、今起こっている症状を抑えるためのものです。
 
なので、かゆみを繰り返さない生活を送るためには、現在の体質を
改善することから始めなければなりません。
 

２．アレルギー体質改善への最短距離

最短と言っても、長期間にわたりアレルギー体質だった人が、すぐ
に改善する方法はなく、やはりある程度の時間は必要ですが、その
ような状況で、最も優れた効果があるのが、実は昔からある「漢方
薬」で、１２種類の生薬と５種類のビタミン、アミノ酸、カルシウ
ム等も配合された「医薬品」なのです。
 

何にでも効く漢方薬といった曖昧なものではなく、歴とした第２類
医薬品で、アレルギーに効く薬品として厚生労働省が認可した正真
正銘の医薬品で、ただ内容がステロイドなどの化学成分ではなく、
天然由来の生薬を使っているということです。
 
　　
 

ともすれば、病院で処方されるステロイド系のような薬品が最高と
勘違いされる人も多いですが、今あなたが治療しようとしているア
レルギー体質をしっかり理解しておれば、あなたに必要な薬品とは、
どのようなものが効果的なのかおわかりいただけると思います。
 
つまり、どうすることもできない「かゆみ」には、即効性の化学薬
品が効果的ですが、体質改善には天然由来の生薬成分が効果的なの
です。
 

また、自分でできる「かゆみ」対策としては、

・汗や汚れをシャワーで洗い流す
・低刺激の石鹸に変える
・風呂は高温長湯を避ける
・保湿、紫外線などの対策をする
・部屋の掃除をまめにする
・冷暖房の使いすぎに注意する

といったことだけでも、アレルギー症状には有効な手段なので、日
ごろから気をつけておきたい生活習慣です。
 
　　　　　　　
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