１．ヒアルモイスト乳酸菌

ご存知インスタントラーメン最大手の日清食品が研究開発した乳酸
菌で、従来のヒアルロン酸そのものを飲んだり、塗ったりして効果
を期待するものではなく、皮膚細胞にヒアルロン酸を作らせるとい
う世界初の乳酸菌ということで、顔だけではなく全身の内側から潤
う可能性を追求したものなんですね。
 
　　　　　
 
実際、乾燥肌を自覚する１００名のモニターでも、１０日間で９６
名の「変化を実感した」ということなので、これは期待してもいい
かも知れません。
 
何と言っても、効果を感じるまで数カ月とかいう焦点のボケたもの
ではなく、１０日間という短期間でスピード実感できているという
のが頼もしいですよね。
 
そして、飲食を伴う新製品としての安全性でも安心できますし、気
になるお味も、やはり食品会社という追求の仕方のようです。
 
人工甘味料は不使用で、ほどよい酸味のピーチ味のドリンク仕上げ
は、あまり嫌いな人がいないような無難で美味しいという感じです。
 
ところで、今更ながらですが、コラーゲンと並んで美肌効果を期待
される人気のヒアルロン酸ですが、それは一体どのようなものなの
でしょうか？
 

２．ヒアルロン酸とは

人体では皮膚、軟骨、関節液、眼の硝子体などに多く含まれる物質
で、高い保湿力と粘性があり、細胞間の潤滑油やクッション的な役
割があると言われていて、少し前までは関節の痛みにも効果的とか
も言われていましたが、ヒアルロン酸の約半分は皮膚に存在します。
 
そのため、化粧水の保湿成分とかの、いわゆる潤い担当物質として、
今でもヒアルロン酸と言えば保湿成分というイメージがあるのです
が、実はヒアルロン酸が存在するのは肌の真皮という部分で、化粧
水などを塗っても、それは表面を潤しているだけで、真皮まで入り
込むという訳ではありません。
 
　　　　　
 
また、サプリメントなどで口から摂取した場合は、一度消化されて
分解された上で吸収されます。なので、そのままヒアルロン酸とし
て吸収されることもありませんし、吸収された成分が再びヒアルロ
ン酸に再合成されるという訳でもありません。
 
つまり、塗っても、飲んでも、私達の真皮に存在するヒアルロン酸
とはほとんど無関係ということになります。
 
もちろん、皮膚の表面だけでも潤いがあれば、それはある意味満足
できることかも知れませんが、乾燥肌などという皮膚内部の問題に
までは関係することはないということなのです。
 
　　　　　
 
そういう意味では、ヒアルロン酸注射という一時期もてはやされた
美容整形で施行されるものが比較的現実味のある方法かも知れませ
んが、いずれにしても決定的な根拠がある訳ではありません。
 
そのような中で、今回発表されたのが、日清食品のヒアルモイスト
乳酸菌で、１本の４０％がこの乳酸菌で２０,０００mg 配合され、
更にコラーゲンも５,０００mg 配合されているというんですね。
 
ヒアルロン酸を飲むのではなく、肌の内部でヒアルロン酸を作ると
いう「乳酸菌」を飲むのです。