１．まぶたピクピクの原因

片方の目がピクピクして止まらないとか、その痙攣が口の周辺まで
広がってきたとかいう経験は、誰でも一度はあると思いますが、特
に中年以降の女性に多く見られます。
 
簡単に言えば、「日常生活に問題がある」場合が多いので、普通に
はそのまま放置しておいても数日から数週間で治まることが多い症
状です。
 
　　　　
 

その原因は、いわゆる眼精疲労、寝不足、ストレス、カフェインな
どと言われていますが、なかには危険な病気が潜んでいることもあ
りますので、まぶたがピクピクし始めたら、いつ頃から、どれくら
いの頻度か、どれくらい続くか、それ以外にも症状があるか、とい
ったようなデータをとっておくと、受診する際に役に立ちます。
 

一般的には、それほど深刻な事態には至らないことも多いのですが、
瞼が垂れて目が開かなくなり、「機能的失明」に陥るという怖い症
状も無視できません。
 
いずれにしても、瞼の痙攣が長期化したり、他の症状があるような
ときには要注意ということになります。
 

２．眼瞼痙攣（がんけんけいれん）

いわゆるピクピクではないのですが、目の周辺の筋肉の動きが異常
になり、まばたきが増え自分でコントロールできなくなるため、痙
攣と感じる人も多いのですが、眼瞼痙攣の場合は、光がまぶしい、
目の周辺が不快、痛い、目が乾く感じ、眉毛がたれるといったよう
な感覚過敏の症状があるのが特徴です。
 
特に、４０代以降の女性に多く、男性の２.５倍も多くかかると言
われています。
 

この症状は、簡単に言えば「まぶたの開閉の切り替え故障」状態と
いうことになりますが、最終的には「機能的失明」という自体に陥
る危険性もあります。
 
　　　　　
 

基本的には、筋肉の異常収縮の抑制、光を遮光する眼鏡、内服薬と
いった対症療法的なものが中心で、根本的に治療するというもので
はなく、定期的に症状に合わせて緩和する方法を選択しながら、日
常生活を改善して調整するというスタイルになります。
 
とは言っても、どのような状態で医師の治療を受けるかというのが
一番の問題点で、そもそもが受診する頃には、そうとう症状がすす
んでいることが多いのです。
 
そして、受診しても前述のように根治する方法がないような現状な
ので、それらしい症状を感じたら、できるだけ自分で生活スタイル
を変えてみることも必要です。
 

例えば、睡眠薬や精神安定剤などに頼る生活を改めるといったこと
に留意しながら、「アイアクト」のような眼瞼痙攣専用クリームを
使って、自宅で少しでも症状を緩和するようにするといったことも
かなり効果的な改善方法と言えます。
 
まずは、悪化を防ぐこと、それから徐々に改善へ向けて何よりも自
覚をもって生活することが「失明」という最悪の事態を回避する最
善の方法になります。
 


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