1.体のふらつきもめまい
めまいと聞くと、お酒を飲み過ぎて天井がグルグル回るという光景
を思い浮かべる人も多いかも知れませんが、実は、特に熱がある訳
でもなく、痛みがある訳でもなく、病状がある訳でもないのに、体
がフワフワして雲の上を歩いているような感じって、実際にあるん
ですね。
ところが、血が出ているとかいった、他人が判断できる具体的な症
状がないので、本人にしかわからない悩みというのが辛いところで
もあるのです。

人に打ち明けてみても、「気のせいだ」とか「そのうち治る」とか
いった真剣味のない返事しか返ってきませんし、病院で受診しても、
特に体に異常が出る訳でもないので、心の通わない診察結果だった
り、それでも平衡感覚がおかしくなっている本人には、どうするこ
ともできない大きな悩みということなのです。
このような得体の知れない「ふらつき」も、めまいといいます。
しかし、時には親切な先生もいて、せっかく受診したのだからと、
内科では「自律神経失調症」、耳鼻科では「三半規管の耳石が剥が
れ落ちた」のが原因とか、もっともらしい理由がわかるものの、そ
の対応方法がさっぱりわからないといった感じの説明で、結局はど
うすることもできないということなのです。
処方された精神安定剤を飲んで自律神経が改善され、めまいが治っ
たでしょうか?首の運動をして耳石を移動させれば、ふらふらしな
くなったでしょうか?
2.めまいの本当の原因と対処法
医療機関では、とかく精密に物事を考える傾向にあり、1点に集中
して原因を見つけ、それを治すというやり方です。
なので、検査で何の病状も出なければ、対応の仕方がないのです。
しかし、このような原因不明の症状には、意外にも大雑把なようで
核心をついている漢方の処方が適しています。

風邪を引いたら熱が出てめまいがするが、風邪が治れば熱も引いて
めまいもおさまるという考え方です。
つまり、体に異常があるからめまいが起こり、体に異常がなければ
めまいも起こらないということです。
では、どこが悪いと「めまい」がするのでしょう?
それは、西洋医学では病状にないところということになります。
もちろん原因はいろいろありますが、例えば、冷え性は西洋医学に
はありませんが、東洋医学にはあるのです。
胃にしても、西洋医学には、腫瘍や潰瘍はあっても、不快感という
ものはないのです。
どういうことかと言いますと、西洋医学では原因のハッキリしない
ものは治療方法がないため、冷えや胃の不快感といった体質に問題
があるような症状を治療することができないのです。

ところが、東洋医学では、ほとんどの病気は、体質の改善から始め
るということで、それが万能かどうかはわかりませんが、少なくと
も、原因不明の「ふらつき」という症状には漢方処方が効果的な気
がします。
実際に、私もどこの病院でも、ここに書いてきたようなことばかり
でしたが、最終的に半ばヤケ気味で試してみた漢方が効いたようで、
今はすっかり元通りというか、以前にも増して元気にになりました。
なかなか解消できない「めまい」でお悩みなら、一度漢方を試して
みて下さい。
