秋に飛ぶ花粉とは
秋になると「くしゃみが止まらない」「涙が出る」「目がかゆい」といった症状が出る人
がいます。この時期は「風邪」や「ダニアレルギー」なども発症するため、何が原因なの
かすら分からない人も多いかも知れません。まして、花粉症は春という意識を持っている
人は想像すらしていないかも知れませんが、実は秋も春ほど多くないものの花粉症になる
人が少なくないのです。特にスギ花粉症の人は秋も花粉症になりやすい言われています。
花粉症全体の約2割の人は秋にも症状があるというデータもありますが、これは夏の終わ
りから11月頃にかけて、秋特有の植物による花粉によるもので、その正体は意外にも身
近なところにあります。住宅地はもちろんオフィス街にも自生するブタクサやヨモギ、カ
ナムグラといった道端の草の花粉で、スギやヒノキのように遠くまで飛ぶものとは違い、
わずか数十メートルの飛距離ですが、秋は花粉の飛散情報が出ることもありませんし、近
くにありすぎて警戒心の圏外にあるため無意識のうちに花粉を浴びてしまっていることが
多いのです。

なので、秋の花粉については自分で注意するしか方法がないのですが、自身で春の花粉症
を自覚している人は、秋も自発的に花粉対策をする必要があります。
秋の花粉を警戒する期間は、気温にもよりますが8月から12月で、そのピークは9月頃
と言われています。時期を同じくしてダニの死骸、カビなどのハウスダスト、寒暖差によ
る風邪症状なども起こりますし、症状もよく似ていますので見極めにくいこともあります
が、熱がないのに「くしゃみ、鼻水、涙、咳」が出る、部屋の掃除をしても症状がおさま
らないという場合は、花粉症を疑ってみましょう。
花粉症の特徴は「無色透明な鼻水」「くしゃみ」「目のかゆみ」といった症状です。
秋の花粉症対策
秋の花粉症対策と言っても春と同じで、基本は「花粉を浴びない」ようにすることです。
そのためには、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラといった秋の花粉症の原因になる植物を知
って、通勤・通学・買い物・散歩など普段利用する道路などをチェックして、できるだけ
近付かないようにすることです。ただ、近年の温暖化の影響で、地域によっては春に十分
成長できなかったスギの雄花が秋に花粉を飛散させているという話もありますので、該当
する地域の人はそちらの情報も集めてみる必要があるかも知れません。



また、家の周りに生えているような場合は、花が咲き始める前に除草するようにします。
そして、コロナのお陰で、すっかり身に着いたマスク、メガネ、うがい、手洗いなどもそ
のまま活用しましょう。もちろん、以前から花粉対策として好評で、コロナ対策としても
人気のあるマイナスイオンカードを携帯しておくのもおすすめです。
そして、この時期は布団や衣料の入れ替えなどで、押し入れから出した冬布団・冬物衣料
をまずは日干しという人も多いかも知れませんが、花粉のピークを迎える9月~10月は
できるだけ控えて花粉の付着を抑えるようにすることも大切です。
特に普段はあまり気に留めないと思いますが、ブタクサは無数の小さな花を咲かせ、全国
ネットで大量に花粉を飛散させますので注意が必要です。その上、スギ花粉の半分という
サイズのため気管支など体の奥まで侵入して喘息のような咳症状を引き起こします。もと
もと喘息の人はさらに症状を悪化させてしまうことにもなります。
風邪との見極め方は「熱がなく症状が長引く」ことです。また、メロンやスイカなどのウ
リ科の食べ物にアレルギー症状が現れることもあると言われています。
いずれにしても、花粉症は一度発症すると完治は難しいので、春はもちろんですが、すぐ
身近にある秋の花粉にも十分な対策を心掛けるようにして下さい。