気管支に起きる慢性のアレルギー疾患ぜんそくの症状と生活上の注意

気管支に起きる慢性のアレルギー疾患ぜんそくの症状と生活上の注意

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1.ぜんそくの症状とは

夜間や明け方に、咳き込んだり、ぜーぜー、ヒューヒューといった苦しそうな呼吸音を耳
にすることがあります。主に子供に多い症状ですが、大人になって出ることも珍しくあり
ません。このような症状のことを喘息(ぜんそく)と言いますが、これは気管支に炎症が
起こる慢性のアレルギー疾患です。

風邪のあとに咳が出てとまらないとか、夜間や明け方に息苦しくて眠れないといった症状
を自覚して病院で診断されることが多いですが、実際、このような症状が長く続く場合は
喘息の疑いがありますので早めに対策を考える必要があります。

喘息は、現時点では完治させる治療法はありませんので、症状を抑えながら生活するとい
うことになりますが、うまく抑えられれば普通に生活することも可能です。問題はその抑
える方法ですが、一般的にはステロイド薬の吸入などとされていて、安全性についても問
題ないということになっていますが、症状がひどい場合ならともかく、長期間にわたって
ステロイド薬を吸入することによる副作用の心配もありますので、初期の段階では漢方薬
などを試してみても良いのかなと思います。

2.ぜんそくと日常生活

ぜんそくはアレルギー疾患ということから、アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)
を除去することから始めましょう。ぜんそくのアレルゲンは、ダニ・ホコリ・ハウスダス
ト・ペットの毛などと言われていますので、まずはこまめに掃除をして、室内を清潔に保
つことが大切です。

次に、肥満はぜんそくを悪化させる要因の1つと言われていますので、ぜんそくの症状が
疑われる人は、体重を適正体重に落としてみると良いかも知れません。理由は、肥満の人
は気道が狭く、過敏になるため、炎症が起きやすいということのようです。

ぜんそくで亡くなる人は、1980年代の6370人から見れば、2016年には145
4人と4分の1にまで減少していますが、その死亡者の約9割が65歳以上の高齢者とな
っていますので、高齢者にとってはまだまだ油断できない病気ということになります。

ぜんそくの病気があると、動くと苦しくなる傾向にあるため、運動はもちろん日常生活で
も活動的でなくなる人が多いですが、ぜんそく治療の目標は「健康な人と変わらない生活
ができること」にありますので、動いても苦しくならないように喘息をコントロールしな
がら呼吸機能を低下させないようにすることが大切です。

重いぜんそく発作を起こす原因としては「風邪」「ストレス」「過労」と言われています
ので、本人が自覚を持って「発作を予防する」ことが必要です。喘息の重症度とは、症状
の頻度や強さ、呼吸機能の検査の数値などで決められますが、週1回以上、日常生活や睡
眠が妨げられたり、夜間に症状が出る場合は「中等症持続型」または「重症持続型」とい
う分類になります。また、喘息を持っている人は、もともとアレルギー体質であることが
多いので、他のアレルギー性の病気と合併しやすく、気道がつながっている鼻の病気とも
合併しやすいと言われています。

風邪と喘息の症状の違いは、風邪は昼間でも咳が出ますが、喘息は主に就寝中の夜間や早
朝に激しい発作が起きます。また、春先や秋口など季節の変わり目に発作が起きやすいの
も喘息の特徴です。急激な温度の変化が喘息発作の引き金になるのです。





 

 

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