1.関節痛の原因とは
関節痛は、日常生活の習慣や疾患など、さまざまな要因で引き起こされますが、意外に多
いのが日常生活での習慣です。重いものを持つ仕事や立ち仕事、運動のし過ぎなども関節
痛の原因になっていることが多いのです。関節痛の起きる場所を酷使しているという自覚
はないでしょうか。
ハードな運動や関節に負荷がかかる仕事で関節が痛むという理屈は理解できると思います
が、逆に、ほとんど運動をしないといった人も、たまにいつも以上に関節に負荷がかかる
ような運動や仕事をした場合には、その人の関節には大きな負荷になって、関節痛を引き
起こすこともあります。

あと、気付きにくい関節痛の原因に肥満があります。体重は少しずつ増えていきますので
分かりにくいですが、増えた体重の何倍もの負担が膝や股関節にかかることになります。
同じように、関節の負担が増える要因として筋力の低下、血流の悪化、姿勢の悪さなどが
気付きにくい関節痛の原因とされています。
一過性の関節痛としては、風邪やインフルエンザなどの感染症によるもの、痛風によるも
のなどがあります。そして、加齢による関節の痛みは、高齢になれば誰でも多少は経験す
ることになりますが、いわゆる老化現象の1つになります。
よく知られている関節痛の原因としてはだいたいがこのようなものですが、関節は日常的
に使われているのが普通ですので、どこか体調が悪くなったときの最初の症状として関節
に痛みが出やすいということも覚えておく必要があります。また、関節が痛む病気には、
加齢や体重の増加、運動のし過ぎにより関節の軟骨が減って変形する変形性膝関節症や免
疫機能の異常による関節リウマチ、尿酸が関節内で結晶化して起きる痛風などが代表的な
疾患になります。
2.関節痛の対処方法
関節痛はセルフケアで改善できることも少なくありませんが、対処の仕方を間違えると重
症化してしまうこともよくあります。そこで、関節に痛みがある場合の正しい対処法をお
伝えします。
まずは安静にすることです。ただし、長期間にわたって関節を動かさない状態が続くと、
逆に、周辺の筋肉・筋力が低下したり、関節そのものも固まってしまうことになりますの
で、様子を見ながら、少しずつ関節を動かしたり、筋力をつけるような運動をすることも
必要です。
どこかに痛みが生じると、湿布という考えを持っている人も多いですが、湿布には冷却と
保温の2種類があります。この場合の使い分けとしては、スポーツなどで急に痛みや腫れ
が生じたときには、まずは患部を冷やして炎症を鎮めるようにします。
慢性的な痛みや体の冷え(血行不良)により痛みが生じているようなときには、患部を温
めて、血流を改善するようにします。

痛みがそれほど強くないときにはストレッチを行ってみましょう。ストレッチは、関節の
可動域を広げたり、筋肉をほぐす効果がありますので、痛みの緩和も期待できます。スト
レッチの基本は、無理をせず「心地良く感じる範囲内」で行うようにすることです。
く、夜間や安静時でも痛む、患部に腫れや熱がある、関節が動きにくくなってきた、市販
薬を使用しても効果がない、といった状態のときには重症化の可能性もありますので、早
目に整形外科を受診するようにして下さい。