1.肌の乾燥とシミの関係
シミと言えば、紫外線対策というのが常識で、実際、年中紫外線対策をしている人も少な
くありません。もちろん、それは正論ですが、紫外線の少ない季節でもシミができること
は意外に多いのです。そして、その原因は肌の乾燥にあると言われています。
そのメカニズムは、肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下します。つまり、外部からの
刺激を受けやすくなるのです。肌は刺激を受けると、炎症が起きやすくなり、炎症が起き
るとメラノサイト(メラニンを作るところ)が必要以上に活性化されて、炎症が治まって
も黒ずみが残る(炎症後色素沈着)ことがあります。

そこに紫外線による刺激が加わると、普通にシミができやすい状態になる訳ですが、そも
そも肌が乾燥する大きな要因の1つがターンオーバーの遅れですので、そのような状態で
は沈着した色素が排出される可能性は低く、結果としてシミが生じることになるのです。
肌が乾燥する原因は、空気の乾燥、加齢、生活習慣によるところが多いと言われています
ので、シミが気になる年齢になれば、紫外線対策だけではなく、生活習慣を見直したり、
睡眠・食生活・ストレスなど肌に影響を与えるようなことへの対策にも真剣に取り組む必
要があります。たまに、生まれつきフィラグリン(天然保湿成分)が少なくて、常に肌が
乾燥気味の人がいますが、そのような人はシミに関係なくしっかり保湿を心がける必要が
あります。
2.肌乾燥・シミの防ぎ方
まずは、空気が乾燥している環境に長く滞在しないことです。と言っても空気の乾燥する
季節はどうすることもできませんが、それでも加湿器や美容液などを使って、肌が乾燥す
ることを防ぐようにしなければなりません。特に季節的なものでなくても、冷暖房の効い
た室内では、オールシーズン乾燥肌になりやすい環境にいることになります。
食事では、タンパク質・ビタミン・亜鉛・必須脂肪酸というあたりをマークしておくと良
いのかなと思います。もちろん、栄養バランスを考えた上で、意識する食材として含まれ
ているというのが望ましいです。
保湿ケアとしては、化粧水だけではなく、乳液やクリーム系のものも併用することです。
すでにシミができてしまっている人には、ハイドロキノンがおすすめですが、使い方をま
ちがえると怖いというような話もよく聞きますね。使用法を守れば大丈夫ですので、そこ
のところに自信があればハイドロキノンクリームを使ってみて下さい。
それ以外では、肌のターンオーバーを正常化するために、睡眠不足にならないようにし、
過度にストレスをため込まないこと、禁煙すること、こまめに水分補給をすることなどで
すが、できれば天然水のようなものがおすすめです。

当然のことですが、それとは別に十分な紫外線対策もすることです。日傘・帽子・サング
ラス・服装・UVクリームなどがよく知られていますが、夏はもちろんのこと、秋・冬で
も紫外線は降り注いでいますので、それなりの対策は必要です。特に冬に雪の多い地方で
は、反射光(雪焼け)にも注意が必要です。
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