1.変化する生姜の効能
生姜を食べると体が温まるとか、美容に良いとかダイエットに効果
があるとかいう話はよく聞きますが、果たしてその効能と効果とは
どういうものでしょう?
まずは、生姜に含まれる成分的に見ると、確かに血のめぐりを改善
して身体をあたためる効果のあるもの、活性酸素を除去して老化を
防ぐ抗酸化作用、代謝をアップさせて体脂肪の分解・燃焼を促す作
用、免疫力を高めて体調を整えるといった効能があるようです。

しかし、これらの効能は成分的な可能性であって、生姜を食べれば
それだけで期待通りの効果が現れるかというと、それはまた別の話
になります。
ただし、効果的な成分を含んでいるということは、食べ方さえ間違
えなければ確実に期待に応えてくれるということですので、難しい
成分の名前など覚える必要はありませんが、食べ方はしっかりと覚
えておくようにしましょう。
2.冷え性に効果的な生姜の食べ方
タイトルを見てページを開いてくださった皆さんは、おそらく冷え
という悩みを抱えておられるのだろうと思いますので、ここでは、
「身体を温める効果」に絞ってみましょう。
生姜には「ジンゲロール」という成分が含まれていて、これが身体
を温める成分なのですが、そのまま(生の状態)で食べると、身体
の表面の温度を上げる効果があります。
つまり、激辛とかいう食べ物を食べると、顔に汗をかくといった感
じの温まり方です。

顔に汗というとピンとこられる人も多いと思いますが、汗をかく=
解熱作用ということですので、どのような時に効果があるかという
と、風邪の引き始めなどに適していることになります。
しかし、「冷え」に悩みをもつ人にとっては、解熱効果=身体を冷
やすという逆効果になる訳です。
ナマの生姜は、一時的に身体の表面の温度を上げるが、結果的には
体内の温度を下げてしまうことになるのです。
じゃぁ、生姜は冷えに効果がないのかというと、身体の表面の温度
を上げるジンゲロールという成分は、加熱することで「ショウガオ
ール」という成分に変化します。
実は、この変化したショウガオールが血行を促進して体内温度を上
げたり、体脂肪の分解・消費を促進する効果があるのです。
なので、冷え性の改善やダイエット効果を期待して生姜を食べよう
と思うなら、「加熱してから食べる」のが正しい食べ方です。
3.漢方薬的な食べ方
身体の表面を温めるジンゲロールと体内を温めるショウガオールの
両面効果を期待する食べ方に「蒸し生姜」という漢方薬でも取り入
れられている手法があります。
これは、ジンゲロールとショウガオールの割合が1:1というバラ
ンスで含まれていて幅広い効果が期待できる摂取方法です。

ハイ、おしまい!
ではムカつく人も多いと思いますので、最後に「蒸し生姜」の作り
方をご紹介しておきましょう。
・生姜を水洗いして皮ごと1~2ミリにスライスします。
・蒸し器に重ならないように並べて、80~100℃で30分程度
蒸します。
・甘いかおりがしてきたら、取り出して水分を拭き取ります。
・2日ほど天日干しをして、カラカラになればOKです。
完成した蒸し生姜は粉末にして保管、1日10gを限度に使用する
と、生姜の効能・効果をフルに活用できますよ。
めんどうだなぁ、と思われる人には「こちら」のようなものもあり
ますので、ぜひ「蒸し生姜」の効果を体験してみて下さい。

