1.シワ・たるみはなぜ出来る?
顔には60種類もの筋肉があるということを知っている人はあまり
いないと思いますが、誰でもすべての筋肉を同じように使っている
という訳でもなく、体と同じように、使わない筋肉はどんどん衰え
てしまいます。
体の筋肉は骨と骨をつないで、いろいろな動きを支えますが、顔の
筋肉は骨と皮膚につながっていて、顔の表情を細かく作りだす働き
をしているのです。
ところが一般的な生活で使われていない筋肉は、全体の約30%も
あり、日頃から無表情で筋肉を使わない人は、加齢などの要因が加
わると一層退化してしまいます。
この表情筋の衰えが、これまで保っていた顔のハリのバランスを崩
してしまいシワやたるみとなってしまうのですが、問題はそれだけ
ではなく、そのたるみが毛穴を目立たせたりして、いわゆる老け顔
になってしまう原因にもなっているのです。
そこで、老け顔を予防するためには表情筋を鍛えましょうというこ
とが言われる訳ですが、果たして自分でもどの筋肉を使っているか
よくわからない筋肉を鍛えるってそれほど簡単なことではありませ
んよね。(笑)
なので、大雑把な顔の形別に見た鍛える筋肉と、鍛え方をご紹介し
たいと思います。
一般的に「丸顔」と言われている人は、頬の下にシワができやすく
二重あごになりやすいとされています。つまり、「ほほ」と「あご」
の筋肉を鍛えることになります。
次に、美形の顔といわれる「たまご型」ですが、逆に上下まぶたが
たるみやすく、老化の目立ちやすいタイプでもありますので、とり
あえずは「目元」のトレーニングですね。
そして、エラが張っているといわれるような四角い顔ですが、見た
目にも、たるみにくいのですが、逆にその負担が口元にかかりやす
く入念な「口元」のトレーニングが必要です。
最後が逆三角形と言われるシャープな感じのする顔ですが、加齢と
ともに、ほほも口元もたるみやすい傾向がありますので、まんべん
なく「全体的」にトレーニングをする必要があります。
2.表情筋のトレーニングとは?
目元のトレーニングとしては、大きくまばたきをしたり、ウインク
をしたりという動作になりますが、いずれもゆっくり、大げさにや
ることが基本です。
ほほのトレーニングは、「おかめ」「ひょっとこ」を演じてみるこ
とです。ほほを膨らませたり、口先を飛び出させたりして、お面を
かぶらなくても「おかめ&ひょっとこ」になれればOKです。(笑)
口元は、「あ・い・う・え・お」と声優さんになったつもりで、大
きく口をあけて発声練習をする感じです。
最後に「あご」ですが、すこし上の景色を眺める気持ちで上を向き、
下あごを前に突き出す感じで舌を上に伸ばして5秒ほど静止して、
もとに戻します。あごの下から首の根元が引っ張られるような感じ
がすればOKですが、いずれのトレーニングも決して無理をしない
ようにして下さい。
一度やってみていただくと、たしかにあちこちの筋肉が鍛えられて
いる実感がありますので、ぜひ試してみて下さい。
その上で、いいかも知れないけど、毎日できるかは自信がないとい
う人には、お金で買える「楽ちんケア」の方法もあります。
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