1.オリーブオイルと健康
地中海食と言われる地中海沿岸の食習慣が紹介されたことで、オリーブオイルは日本で大
ブームとなりました。それ以降も根強い人気に支えられて、現在も何かと話題に上るオリ
ーブオイルですが、特に近年は健康志向の高まりで再び注目されています。
オリーブオイルのもつ「一価不飽和脂肪酸」「ポリフェノール」「脂質」を多く含んでい
ることがその理由ですが、毎日、大さじ1杯のエキストラバージンオイルを食事にひとか
けしたり、和食の調味料や仕上げ油として手軽に使えるところも人気になっています。

オリーブオイルはオリーブの果実から作られる油で、菜種油やひまわり油など種から作ら
れるシードオイルとの一番の違いになります。つまり、オリーブオイルはオリーブ100
%の果実ジュースで、その果実に油が含まれているということなのです。
日本で販売されている食用のオリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイルとピ
ュアオリーブオイルの2種類ですが、エキストラバージンオリーブオイルというのは、搾
ったままのオリーブオイルを香りや酸度などいくつかの項目の分析・評価を経て、認めら
れたものだけに与えられる称号で、ピュアオリーブオイルは精製オリーブオイルとバージ
ンオリーブオイルをブレンドしたものです。
精製オリーブオイルは、バージンオリーブオイルの基準に満たないものを精製加工したも
のです。もちろんそれぞれの特質に合った使い方がありますが、どれを選ぶべきか迷った
ときには「エキストラバージンオリーブオイル」が無難な選択としておすすめできます。
いずれにして、オリーブオイルにはLDLコレステロールを減らす、酸化を防ぐ、必須脂
肪酸を含むなど、さまざまなメリットが多く、健康に良いとされる理由がそこにあります。
2.オリーブオイルの摂取法
オリーブオイルにはオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)が含まれていますので、悪玉コレス
テロールを減らし、心筋梗塞・脳梗塞・高血圧などの原因となる動脈硬化の予防に役立つ
と言われていたり、オリーブオイル特有の非常に抗酸化力の高いオレウロペインというポ
リフェノールが含まれていたりします。

実は、これらの恩恵が、1日たった大さじ1杯の摂取で得られるというのです。しかも意
外にも和食ともよく合うと言われていますので、気軽に豆腐や納豆などに掛けてみるとい
うのも良いかも知れません。また、血糖値の心配がある人は、糖質と一緒に摂取すること
で、糖の吸収が穏やかになるとも言われています。
これまでゴマ油やココナッツオイルなどを使ったことがある人なら、皆さん経験している
と思いますが、冬場になると白く固まっていることがあります。これはオレイン酸などが
10℃以下になると結晶化するという性質によるものですが、オリーブオイルにも含まれ
ていますので、やはり白く固まってしまいます。温かい部屋で保管するか、ぬるま湯で少
し温めて液状にしてから使うようにして下さい。
オリーブオイルは比較的劣化しにくいと言われていますが、自分の使用量に合わせて、開
封後3カ月程度で使い切る量の入ったものを買うようにして下さい。
また、オリーブオイルに限った訳でもありませんが、油類は直射日光はもちろん、あまり
光の当たらない場所で保管するようにして下さい。
オリーブオイルが体に良いからといって、大量に摂取しても効果が上がる訳でもありませ
ん、というよりむしろ逆効果になってしまうことの方が多いので、適量を毎日継続して摂
取することをおすすめします。