1.しもやけになりやすい人とは
しもやけとは、寒さで血流が悪くなることで発生する皮膚の血行障害のことですので、そ
のような環境下に長時間さらされている人に起こりやすい症状ということになります。
特に、冷え性や低血圧で、もともと血行不良気味の女性や、無防備に外で遊びまわる子供
に発症しやすいと言われています。
もっとも、相対的には、近年の日本人の発症率は昔より減少傾向にありますが、この数年
来の温度差の大きい季節の変わり目などには、やはり発症しやすい傾向にあるようです。

しもやけは、最低気温と昼間の温度差が10℃以上になる環境下で発症しやすく、寒冷に
よって血管が収縮し、その後急激に温まることで、血液が滞りやすくなることが原因です。
そのため、血行が悪くなりやすい手や足先、露出部位である耳や顔などがしもやけのでき
やすい場所ということになります。
そしてもうひとつ、温度だけではなく、湿度もしもやけの発生原因になります。湿った靴
下や手袋などを長時間着用することで、皮膚の温度が下がり、血流が悪くなることで起こ
ることになります。そういう意味では、手を洗うこと(手洗い後にしっかりと手を拭かな
いこと)も、しもやけの発生原因になるということになります。実際、子供の手洗い後の
半濡れ状態の割合が約60%と言われていて、子供がしもやけになりやすい大きな要因の
ひとつと言われています。
つまり、温度差を少なくして、皮膚に湿気を残さないことが、しもやけ予防の基本という
ことになります。
2.しもやけの予防と早期改善法
しもやけの前兆としては、しもやけのできやすいところ(手足・耳・鼻などの末端部分)
に冷えを感じることです。やがて、皮膚が白っぽくなり、感覚が鈍くなって行きます。こ
の段階で、温かい場所に移動して、体を温めることができれば、しもやけを防ぐことがで
きます。
しもやけの初期症状は、皮膚が赤く腫れることです。これは、血流が悪くなり、毛細血管
が拡張している状態で、そのまま放置すると、かゆみや痛みが生じるようになります。
さらに悪化すると、皮膚が紫色に変色して、硬くなって、水ぶくれができることもありま
す。つまり、皮膚組織が損傷している状態ですので、十分な皮膚管理がなされなければ破
れてしまって、感染症のリスクも高くなります。

どの段階で真剣に治療に取り組むかで、状況はかなり違ってきますが、しもやけ治療の第
一歩は「温める」ことです。冷えた部位を徐々に温めるようにしましょう。急激に熱いお
湯に浸けるような温め方は逆効果になりますので、ぬるま湯に浸すことから始めます。
するようにしましょう。また、症状によっては血行促進用のクリームや皮膚の回復を助け
るような軟膏なども併用してみましょう。
そして、しもやけ予防・改善の大原則は、寒い季節には厚手の衣類や防寒具を使用した寒
冷対策の徹底で「体を温かく保つ」ことです。特に、毎年しもやけを発症しているような
人は、寒くなる前から意識して予防対策をすることが大切です。