蓄膿症とはウイルスや細菌が原因で起きる副鼻腔の炎症

蓄膿症とはウイルスや細菌が原因で起きる副鼻腔の炎症

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1.蓄膿症の症状

一般的には「蓄膿症」として知られていますが、医学的には「副鼻腔炎」と言います。副
鼻腔が炎症によって腫れたり、膿が溜まったりしている状態のことを言います。ウイルス
や細菌などが原因で副鼻腔に炎症が起きる疾患が急性副鼻腔炎と呼ばれ、それが慢性化し
て膿が溜まってしまって状態が悪化してしまうと慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と呼ばれます。

副鼻腔とは、顔の骨の中にある鼻腔とつながっている空洞のことを言います。

蓄膿症は子供に多い病気ですが、感染症などがきっかけに大人にも症状が現れることがあ
ります。大人の場合は、肥満体型、喘息・慢性気管支炎の人、喫煙者、高齢者に多いと言
われています。

症状としては、目の下あたりの痛みやネバネバした黄色っぽい鼻水が出ることが特徴とさ
れていますが、悪化すると、鼻の粘膜にポリープができたりして鼻腔を塞いでしまうよう
な状態になると、空気の通りが悪くなって日常生活にも影響が出る恐れがあります。

急性副鼻腔炎はだいたい1カ月ぐらいで治るのが普通で、それ以上長期化すると慢性副鼻
腔炎ということになります。重症化してポリープができたりすると、ポリープが鼻腔を塞
ぎ、さらに症状が悪くなりますので、ポリープを切除したり、再発防止治療も必要になる
ことがあります。

2.蓄膿症の予防

鼻水や鼻づまりは誰にでもある症状ですが、目の下あたりが痛む、異臭を感じる、ニオイ
がわかりにくくなる、頭痛がする、などの不快な症状が長く続く場合は蓄膿症を疑ってみ
る必要があるかも知れません。

時間的に余裕のある人は耳鼻科を受診するのが一番ですが、まだそれほどひどい状態でも
ないけれど何となく気になるという人は、とりあえずは鼻づまりを解消(鼻の膿を出す)
ことを考えてみましょう。

方法はいろいろありますが、誰でも比較的簡単にできることを紹介します。

まずは、蓄膿症に関係なく「鼻を温める」ことで、適度な湿り気が保てたり、血行が良く
なることで、鼻水・鼻づまりの解消、副鼻腔炎の予防になります。タオルを40℃(電子
レンジなら湿ったタオルを40秒程度加熱)して、眉間の下から鼻の穴あたりに当てて、
鼻呼吸を繰り返すようにします。タオルが冷めてから、静かにゆっくり鼻をかみます。
鼻の症状が良くないと思ったときに試してみて下さい。

次は、鼻うがいです。最初はちょっと難しいと思うかも知れませんが、最近は鼻洗浄機
いうものがありますので、それを活用しましょう。基本は生理食塩水で洗い流すだけです
ので、慣れてくると鼻の通りがスッキリとし、さまざまな鼻トラブル解消のきっかけにも
なります。

そして、内側から排膿や炎症を止める作用のある漢方薬もおすすめの方法です。排膿作用
のある排膿散及湯、炎症止め作用のある辛夷清肺湯などがよく使われています。