フレイルとは加齢により身体的・精神的に老い衰えた状態のこと

フレイルとは加齢により身体的・精神的に老い衰えた状態のこと

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1.フレイルの原因と兆候

フレイルとは、加齢や疾患により身体的・精神的に老い衰えた状態のことで、健康な状態
から要介護状態になるまでの中間的な状態を表現する言葉です。単に、身体的機能の衰え
だけではなく、精神的な脆弱や社会性の低下なども生じた状態のことを言います。

主な原因は加齢と疾病ですが、そこに収入が減る、孤独になる、栄養が不足するなどの社
会的・環境的な要因が重なり合うことで起こります。ただ、フレイルの状態では、適切な
生活改善や治療を受けることで、以前の状態に回復する可能性がある状態です。

つまり、早期に発見すれば、それだけ回復も早いということになりますが、フレイルの初
期症状は、体重が減る、握力が低下してペットボトルのフタが開けづらい、横断歩道を青
信号の途中からではわたり切れない、など高齢者に多い症状とよく似ているため、気が付
いたときには、すでにかなり進行しているというケースが多いのです。

自身や周囲の人が感じるフレイルの初期症状は、足腰が衰えた気がする、外に出たくない、
気分が落ち込む、といったことで、抽象的で分かりにくいですが、何となくでもそのよう
な感じがする場合は、一応フレイルを疑って、予防や対策を考えるときかも知れません。

フレイルは、弱っている部分によって4つのタイプがあります。「身体」「心」「社会性」
「口」の4つがそれで、身体は筋力やバランスの低下、関節痛などにより、歩く速度が遅
くなったり、疲れやすくなるなどの症状が顕著になります。

心は、出かけるのが億劫になる、判断力の低下、活気がなくなる(落ち込む)などの症状
になって現れます。社会性は、部屋に閉じこもる、孤食(一人で食事)になる、人と話す
機会が減るなど、社会的に孤立し、対人交流に支障をきたしている状態です。

口の場合は、加齢にともない、顎や喉、舌などの力の衰え、歯の喪失などにより、食べる
量が減り、栄養不足で痩せる、声量が小さくなる、滑舌が悪くなる、固い食べ物を避ける
などの症状として現れます。

2.フレイルの予防と改善

フレイルの予防・改善の対策としては、まずは、生活習慣病や変形性関節症など、慢性的
な疾患の症状の悪化を防ぐことから始めましょう。

そして、栄養バランスを考えた食事を、毎日3食きっちり摂るようにし、できるだけ歩く
機会を増やして筋肉・筋力の強化、口腔ケアで食べる機能の低下を防ぐようにします。さ
らに、町内の行事などに積極的に参加して、誰かの役に立っているという生きがいを感じ
たり、同世代の人たちと交流する機会を増やすようにすることです。

社会とのつながりを失うことがフレイルの入口と言われるように、社会とのつながりを持
つことが億劫になり、家に閉じこもりがちになり、気力や活気が失われていくことからフ
レイルが進行し、重症化していくのです。

厚生労働省は、アクティブガイドとして、プラステン(今より10分多く体を動かす)を
推進しています。受け取る人によってはかなりの差が出ると思いますが、日頃から運動習
慣のない人にとっては、かなりハードルが高く感じるかもしれません。

しかし、出かけるときはなるべく徒歩を心がける、階段は積極的に上り下りする、などを
実行するだけでも十分な効果が期待できます。そのためには、まずは外出するきっかけを
作ることがポイントになります。

なかなか出かけるチャンスがない人も、テレビを観ながら足の運動器具でトレーニングす
るなどして、筋力を低下させないようにしましょう。筋トレ成果を確認するための外出と
いうのもひとつのきっかけになるかも知れません。