1.ホットフラッシュの症状
更年期の代表的な症状と言えば「ホットフラッシュ」ですが、何となく理解できている人
が多いものの、その実、あまり良く知られていません。
ホットフラッシュというぐらいですから、気温に関係なく「顔や体にほてりを感じたり、
急な発汗がある」という症状は比較的よく知られています。しかし、人によっては、体の
ほてりより、手足に冷えを感じることもよくあります。一般的には更年期症状の1つとし
て女性特有の症状と捉えられているようなところがありますが、中高年の男性にも起こり
やすいと言われています。

それは、ホットフラッシュの原因は自律神経の乱れで、「体温調節」に関係する機能が影
響を受けて起こります。そして、その自律神経が乱れる原因がホルモンバランスの乱れ(
女性の更年期など)、睡眠不足、ストレスなどと言われています。つまり、女性だけでは
なく、男性にもホットフラッシュが起こる可能性はあるのです。
ただ、自律神経の乱れによる症状は、日頃あまり経験しないところでの症状になりますの
で、当の本人は不安になりますし、病院へ行っても「自律神経失調症」と診断されるだけ
ですので、不安の解消にはなりません。女性の場合は「更年期症状」ということで、ある
程度は納得できるところもありますが、男性の場合はそれも対象外ということで、余計に
不安になるかも知れません。
自律神経の乱れによるホットフラッシュの場合は、突然体温が上昇し、上半身(顔や首)
が赤くなります。体温が上昇すると、体はこれを冷やそうとして大量の汗をかくことがあ
りますし、心拍数も急激に上昇することがあります。
そして、ホットフラッシュが終わると、体温が下がり過ぎて寒さを感じたり、震えを感じ
ることもあります。これがホットフラッシュの症状です。
2.ホットフラッシュの対処
ホットフラッシュでは、突然体温が上昇すると言われていますが、個人差はあるものの、
直前から数時間前に遡って「前兆」があることが多いようです。
ホットフラッシュが起こる前に、
・微妙な体温の変化(わずかな温かさや冷え)を感じることがあるようです。
・全員ではありませんが、イライラ感や不安感がある。
・心拍数が増加する。
・頭痛を感じる。
といった症状が現れると言われています。
つまり、中年以降に、このような症状が現れた場合は、必要以上に不安にならないで、ま
ずはホットフラッシュを疑ってみると良いかも知れません。

そして、これまでの生活習慣を見直し、更年期に向けたスタイルに変えることです。栄養
バランスのとれた食事、飲酒・カフェインの摂取を控える、タバコをやめる、適度な運動
でストレス・肥満解消を行う、十分な睡眠を確保するなど、体に負担をかけているような
ところから変えて行くのです。
ホットフラッシュによる体温の上昇や発汗が見られる場合は、体温調整と汗で失われた水
分を補給するようにしましょう。また、室内や服装など、涼しさを保つことを意識しまし
ょう。夜間も冷却枕・冷却マット・冷却ベストなど、体温を下げることにつながるアイテ
ムが役に立つかも知れません。
興味があれば試してみて下さい。