1.手足口病の原因と初期症状
手足口病と言えば子供というイメージがあるかも知れません。実際、5歳以下の子供の発
症率が90%前後といいますから、ほぼ子供の病気と言えるかも知れません。しかし、最
近は大人にも増えていると言われていて、その症状も、子供にくらべて重症化することが
多いといいますから、これから(夏から秋にかけて)の流行シーズンに向けて、子供はも
ちろん大人も、ひととおりの基礎知識を持っておくことは大切です。

手足口病の原因はウイルスで、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスが、感染者の咳
やくしゃみ、水泡やかさぶたなどを通して感染するとされています。初期症状としては、
口の中や手のひら、足の裏などに「赤い発疹」が出る程度のあまり目立たないものになり
ます。1週間程度の潜伏期間の後にこのような症状が見られ、38℃以下の微熱が出るこ
ともあります。
やがて、手足口にその特徴である「水泡」ができるようになりますが、大人の場合はこの
水泡による症状が重症化することが多いようです。他にも、下痢や嘔吐、頭痛、筋肉痛、
悪寒などの症状が現れることもあります。
口内炎による痛みのピークは約1週間と言われていますが、その痛みは個人差はあるもの
の、食事も辛いという状態が続くようですので、相応の覚悟はしておいた方が良いかも知
れません。10日ほど経過して、水泡や口内炎が枯れた状態になったと思えるようになっ
たら、それをもって「完治」したということになります。
2.手足口病の正しい対処方法
最初にガッカリするようなことを言いますが、手足口病には特効薬的な治療方法はありま
せん。なので、基本は「自然の回復を待つ」ことですが、耐えきれないほど症状がひどい
ようなときは、それぞれの症状に合わせた対症療法が行われるということになります。
大人が手足口病に感染すると重症化しやすいと言われていますので、治療方法がないなり
に、自分でできる最善の対処をする必要があります。まずは、会社勤務の人は休んで回復
に専念しましょう。無理をして出社しても辛いだけではなく、他の人にも感染させてしま
うリスクがありますし、疲れて免疫が低下してしまうと、さらに悪化してしまうこともあ
ります。

家ではどのようにして過ごせば良いのかというと、まずは家族に感染させないように注意
し、免疫を落とさないようにしっかり休みましょう。熱が出たり下痢症状がある場合は、
脱水症状を防ぐために、こまめに水分補給をするようにしましょう。
そして、辛いとは思いますが、食事は何とか摂るようにしましょう。激痛が走るようなら
冷ましたおかゆ、たまご豆腐、そうめんなど、冷たく柔らかい物を選ぶようにしましょう。
熱い・塩味・酸味・香辛料の類は痛みを助長することになりますので注意しましょう。
食後はもちろん、適宜、うがいをすることも菌の繁殖を防ぐのに役に立ちます。もし痛み
が我慢できるレベルなら、イソジンなどのうがい薬を使ってみることもおすすめの方法で
す。また、食事ができるようなところまで回復したら、仕事に復帰することも考えてみま
しょう。
用するようにしましょう。