1.眼精疲労と原因
近年はどのような仕事でも、パソコンやスマートフォンを使う機会が増えていて、それに
呼応するように眼精疲労を訴える人も増えています。そこで、眼精疲労=パソコンなどに
よるデスクワークの影響(眼精疲労=目の疲れ)と結論づけられることも多いようです。

もちろん、眼精疲労も目の疲れが影響していることは間違いありませんが、目の疲れは、
一時的に目に不調が現れている状態で、目薬や休息をとることで改善されます。しかし、
眼精疲労は「休んでも寝ても回復しない目の不調」のことを言います。さらに、その不調
は目だけではなく、頭痛や肩こり、不安感、吐き気など、全身に影響が出るようになりま
す。こうなると、眼精疲労の原因は「目の疲れ」だけといった単純なものではなく、他の
要因も関係しているのではないかと考えられます。
巷では「目の疲れ=目のピント調整機能の疲れ」と言われることが多いですが、実は、そ
の目のピント調整に深くかかわっているのが自律神経なのです。遠くを見るときは交感神
経が、近くを見るときは副交感神経が優位になることで、ピント調整に作用しているので
す。つまり、パソコン作業などで目を酷使することによるストレスで自律神経が乱れ、ピ
ント調整機能のみならず、肩こりや頭痛、倦怠感などの全身の不調につながることになる
のです。なので、目の疲れの場合は、目薬などで目の疲れをとることですぐに回復します
が、眼精疲労の場合は「自律神経」の乱れを治すことから始めてみるのが近道になるかも
知れません。
2.眼精疲労の改善
パソコン作業で自律神経が乱れるのは、首のこりにあることが多いと言われています。首
には自律神経が集中していて、首がこることでその働きが乱れることになり、さまざまな
不快な症状が現れてくるようになります。

なので、まずは「首のこり」を解消してみることが大切です。その方法は「首まわりを温
め」てみましょう。ホットタオルを首のうしろから肩にの上に置いて温めます。また、仕
事中でも30分に一度くらいは首の運動やストレッチなどを意識的に行うようにします。
もちろん、自宅での入浴も湯舟に浸ってゆっくり温めると効果的です。
ます。実は、私も使っていますが、正直とても気に入ってます。首から腰に至るまでがリ
フレッシュされるようで爽快な気分になります。興味があれば試してみて下さい。
そして、大切なことは、首のこりや眼精疲労の因子を取り除くことです。デスクワーク時
はもちろん日常生活での姿勢を改善して首の負担を少なくしたり、運動不足を解消して血
行を促進する、不必要にスマホ使用しないなど、日常生活上の諸問題も見直してみる必要
があります。眼精疲労というと、デスクワークにおけるパソコン作業といった部分的な活
動面が取り上げられることが多いですが、デスクワークで姿勢の悪い人は、日常生活でも
姿勢の悪い人が多いのです。他にも、コンタクトレンズやメガネの度数が合っていなかっ
たり、椅子や机の高さが合っていなかったり、照明が適切でなかったり、冷房の風が直接
当たっていたり、眼精疲労を起こす要因はいろいろありますので、その辺のところも含め
て、総合的に改善していく必要があります。