1.認知症予防に運動が効果的な理由
高齢になれば、認知症は誰にでも発症する可能性があるものと、初めからあきらめている
人も多いですが、実は、認知症にもいくつかの予防する方法があると言われています。な
かでも、認知症予防と運動の関係は割とよく知られているのですが、その理由を知り、理
にかなった運動をすることで、さらに大きな効果も期待できることになります。

まずは、認知症でもっとも多いとされているアルツハイマー型では、高血圧・糖尿病・脂
質異常・肥満などの生活習慣病というより、生活習慣病を引き起こす日々の生活習慣と深
くかかわっていると言われています。生活習慣病予防では、食生活や運動習慣の見直しか
ら始めることが多いですが、その延長線上にアルツハイマー型認知症の予防法もあるとい
うことになりますので、運動をすることは、その危険因子を減らすことも可能になるとい
うことなのです。
そして、認知症予防で大切なことは「脳の活性化」です。脳の活性化で大切なことは五感
を刺激することで、その五感の刺激に最適なのが運動ということなのです。つまり、運動
することで血流が良くなります。すると「酸素」や「栄養」が脳に届きやすくなります。
また、運動を続けていると「体の動きが良くなり、心身がリフレッシュされる」ことで、
自分に自信が持てるようになり、前向きに社会と交流を持つようになったりして日常生活
に変化が起きるようになります。さらに、毎日を積極的に生活するようになると、身体に
適度な疲労感もあり睡眠の質が上がります。
認知症予防の基本要素「食事」「運動」「睡眠」がほぼ満たされることになるのです。
2.認知症予防に効果的な運動の仕方
認知症に運動が良いと分かっても、ただ運動をするより認知症予防に適った運動をするこ
とでより大きな効果が期待できます。と言っても、特に難しいことをする訳ではありませ
ん。まずは、介護施設などでの定番とされる「ストレッチ」です。背伸びをしたり、アキ
レス腱を伸ばしたり、首や肩を回すといったことだけでも、認知機能が向上したり、老化
を防ぐ効果が期待できると言われています。誰にでもできますが、無理をせず、自分が心
地よく感じる程度で行うことです。

次は、運動と認知課題を同時に行うコグニサイズという運動です。これは認知症予防のた
めに国立長寿医療センターが考案した運動ですので、それなりの効果が期待できます。方
法は、ウォーキングをしながらシリトリをする。足ふみをしながら歌をうたう、など2つ
の動作を同時に行うというところがポイントです。
基本は「無理のない運動」を毎日「継続する」ことですが、必ず毎日でなくてもかまいま
せん。要は継続することです。最初は、自分の体が「気持ちいい」「楽しい」と感じるこ
とを中心に行い、慣れてきたら、少しずつ負荷のかかる運動も取り入れて行きましょう。
ので、特に運動量や運動方法にこだわらず、楽しく継続できることを中心に考えるように
することが大切です。また、食欲低下で脳に必要な栄養摂取量が気になる人は、知力健康
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