１．更年期の不安とは
最近はネット等の普及により、誰でも簡単に情報を得ることができ
るようになったためか、更年期についても必要以上に恐怖に感じる
人が少なくなった反面、情報が多すぎて何となく不安という人も多
いようです。
では、実際に更年期の女性はというと、これもまちまちで、かなり
辛い思いをしているという人がいれば、ほとんど何も意識すること
もなく過ごしているという人もいます。
もちろん、実際に更年期による障害がハッキリ出ている人や、体調
の変化で他の病気を患っているというような場合は、すぐに病院で
診察を受けて適切な対応が必要ですが、多くの人は更年期特有の症
状を意識しすぎて不安に思うあまり、自分で症状を重くしていると
いう傾向があります。
なので、まずは更年期に現れる症状をしっかり理解して、それ以上
でない場合は、あまり悩まないというのが更年期対策としては大切
なことかも知れません。
２．更年期に現れる症状
精神系の症状としては、めまい、頭痛、不眠、不安、いらいら、う
つなどの症状があります。
血管系の症状としては、ホットフラッシュと言われるほてり・のぼ
せ、動悸や息切れ、発汗、むくみなどの症状があります。
分泌系としては、ドライアイや喉のかわきなどの症状があります。
消化器系としては、下痢・便秘、胃もたれ、胸やけ、吐き気などの
症状があります。
運動器官系としては、関節痛、しびれ、肩こり、腰痛、背中の痛み
などの症状があります。
泌尿器・生殖系としては、月経異常、尿失禁、性交痛などの症状が
あります。
もちろん、その症状の程度にもよりますが、更年期にこれらの症状
が現れたとしても、それはごく普通のことと捉えて、必要以上に不
安に思わないことが大切です。
むしろ逆に、この機会に自分の生活習慣を見直して、更年期ケアを
兼ねた食生活・運動・趣味・サプリメント等を取り入れてみるとい
うのも前を向いた生き方としておすすめできます。
例えば、肉系外食中心だった食生活を魚・野菜系の自炊生活に切り
替えるとか、家でじっとテレビを観ているだけから散歩をする時間
を作るとか、アロマを趣味に心身を癒すとか、不足してくる女性ホ
ルモンをサプリで補うといった風に、これまで漠然と考えていたよ
うなことでも、この機会に実行してみることで生きがいが生まれた
り、更年期の不安が少なくなったりするものなのです。
事実、私の知っている人でも、外食やコンビニ弁当、冷凍食品中心
の生活をしていて、更年期を機に自炊生活中心に変え、毎日の献立
を考えるうちに料理が趣味になり、結果、更年期以前よりも健康的
なイキイキとした生活を送っておられます。
更年期を悩んで過ごすも、活かして過ごすも、本人次第ということ
になりますよね。
サプリメントは、やはり減少する女性ホルモンの代表エストロゲン
の代わりをしてくれるイソフラボンがいいと思います。
ぜひ、更年期を悩まず、生活習慣を見直す時と理解して乗り越えて
下さい。
