スーパーフードキヌアとは
健康に役立つ栄養素を豊富に含むスーパーフードの代表とも言われるキヌアですが、紀元
前７０００年頃には、アンデス山脈一帯の人達はすでに野生種のキヌアを食べていたとも
言われているほど古い歴史を持つ植物です。
１９９０年代にＮＡＳＡ（アメリカ航空宇宙局）が、キヌアなら人間に必要なすべての栄
養素を摂取することが可能かも知れない、と発表したことがきっかけで広く注目されるこ
とになりました。
実際、キヌアにはタンパク質、ミネラル、脂質、食物繊維、必須アミノ酸９種類のすべて
が含まれており、ダイエットや美容効果があると日本でも女性に人気上昇中ですが、その
ような抽象的な効果よりも、もっと分かりやすい効果として便秘があります。
便秘と言えば、食物繊維がその中心になりますが、わかめや寒天などに含まれる水溶性食
物繊維とゴボウなど含まれる不溶性食物繊維の２種類をバランスよく摂取することが便秘
解消の秘訣などとも言われています。
キヌアには、豊富な食物繊維が含まれているだけでなく、水溶性も不溶性もどちらも含ま
れているのです。更に、パントテン酸は腸内の善玉菌のエサになり腸内環境を整える作用
がありますし、女性ホルモン（エストロゲン）のような働きをする植物性ホルモンは生理
的な便秘解消効果もあります。
とは言っても、キヌアは下剤ではありませんので、即効性は期待できませんが、キヌアを
食べることで数日後には便意を感じるようになる人が多く、その後も便秘になりにくい体
質になったという話もよく耳にします。
キヌアで便秘を解消する方法
便秘の状態にもよりますが、キヌアで便秘を解消しようとする場合は、１日２００ｇを目
安に食べるようにしましょう。多く食べれば良いというものでもなく、慣れないうちはそ
の栄養価の高さが、逆に下痢や腹痛を引き起こしてしまうことがあります。
具体的にはどのようにして食べるのかですが、一番簡単な方法が米と一緒に炊いて食べる
ことです。米の代わりに一部をキヌアにする訳ですね。米とキヌアの比率を３対１にする
とバランスよく炊きあがります。
また、キヌア単体でもオリーブオイルで炒めたり、茹でて揚げ物の衣に混ぜたり、スープ
や煮込み料理に混ぜたりしても美味しくいただけます。料理に興味がある人は、他のレシ
ピもいろいろ探してみて下さい。
他にも、ダイエット、美容、肝機能や神経機能の向上、骨粗しょう症予防、更年期症状の
軽減、動脈硬化予防などにも効果的に作用すると言われていますので、特に便秘の症状に
限ったものでもなく、いわゆる美容と健康のために取り入れてみるということから始める
のも悪くありません。
ただ、いずれにしても薬や化粧品ではありませんので、即効性ではなく１週間先を見据え
て継続することが大切です。
そして、やはりキヌアそのものを選ぶ必要があります。それぞれに重要視する基準は違う
と思いますが、私がずっと継続しているのがこちらのキヌアです。何をどう選んだら良い
のか分からない人が、最初に選ぶ銘柄として最も外れの少ない製品かなと思います。
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