私、便秘なの?下痢なの?もしかしたら過敏性腸症候群かも!

私、便秘なの?下痢なの?もしかしたら過敏性腸症候群かも!

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過敏性腸症候群とは

病院へ行っても原因がはっきりわからない。しかし、腹痛や便秘、下痢などの症状は確実
にあって、命にかかわるようなものでもないけれど、日常生活に支障をきたす。というよ
うな症状の場合、消化器内科では「過敏性腸症候群」と診断されることがよくあります。

一般的には、ストレスなどが原因と考えられていて、腹痛、便秘、下痢などを引き起こす
病気ということなのですが、腹痛の起こる場所も一定ではなく、血便や発熱といったこと
も起きません。つまり、腹痛から便秘なのか下痢なのか、どういう症状が現れるのかわか
らない上に、原因がはっきりせず、命にかかわることはないということから重大視されず、
掴みどころのない病気ですが、実際に仕事に従事している人にとっては、かなりやっかい
な病気ということになりますね。

ストレスを感じると、腸からセロトニンというホルモンが分泌されるのですが、このセロ
トニンは「幸せホルモン」と言われるほど、精神状態を安定させたり、腸の蠕動運動を促
進したりする働きをしているのですが、その分泌量によっては便秘や下痢を引き起こす原
因にもなりますので、過敏性腸症候群の原因はストレスではないかと考えられている理由
なのです。

          

実際、ストレスを溜めやすい人、まじめで完璧主義の人、自分の感情を上手にコントロー
ルできない人、生活のリズムが乱れている人などに多く見られる症状と言われています。

具体的には、どのような症状が過敏性腸症候群というのかと言えば、男性に多い「下痢型」
は、緊張したり、トイレに行きにくい状況にあるとき出やすい症状で、外出することに不
安を感じ、日常生活が制約されてしまいます。

女性に多いのが「便秘型」で、便意はあり腹痛も起こすのに便が出ないという苦しい症状
が起きます。

そして、便秘と下痢が交互に繰り返される「交代型」、腸内にガスが発生してたまりやす
く、頻繁にガスが出てしまう「ガス型」に分けることができ、いずれもそれが原因で生命
の危機を感じるものでもありませんが、人によっては日常生活でかなり苦しい状況に置か
れることになります。

過敏性腸症候群の判断基準

過敏性腸症候群の4つのパターンは何となく理解できたと思いますが、それではそのよう
な状態がどれほどの頻度で起これば病気と診断されるのかというと、「1か月に3日以上
腹痛、下痢又は便秘になる」「排便すると症状が治まる」「下痢の場合は泥状、水様便で
排便回数が多く、便秘の場合はコロコロ状のうさぎの糞のような硬い便で、排便回数は少
ない」というような症状が3カ月以上に及ぶと過敏性腸症候群と診断されることになりま
すが、あくまでも目安であって、3か月経過していなくても漠然となく判断できるのでは
ないかと思いますので、それなりの対処方法を考える必要があります。

というのは、ストレスが原因とする病気は、一度症状が現れると、それ自体がストレスと
なってしまうので、なかなか改善されないことが多いのです。

           

そして、病院へ行っても、命にかかわるような病気でもないので、便秘改善薬や下痢止め
など、薬局でも手に入るようなものが中心に処方されます。なので、3カ月待って診断後
に市販の薬と同じようなものを服用するなら、初めから自分で探して服用することもそれ
ほど難しいことではありません。

つまり、腸の蠕動運動を調整する薬によって改善を図るということで、便秘型やガス型に
はビフィズス菌製剤、下痢型には乳酸菌製剤というあたりです。

病院でなければというのは、ロペミンなどの強力な下痢止め頓服薬で、どうしても下痢を
止めたいときには病院で処方してもらうことになりますが、それ以外の状態では、できる
だけ早いうちから市販薬で対応しておくことがストレスフリーになって、結果的に悪化さ
せないことにつながることも少なくありません。



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