アトピー性皮膚炎は「体質的要因」+「環境的要因」で起こる!

アトピー性皮膚炎は「体質的要因」+「環境的要因」で起こる!

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アトピー性皮膚炎の定義

日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎に関する定義は「増悪・寛解を繰り返す、
そう痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持
つ」とされています。

つまり、アトピー性皮膚炎とは、「アトピー素因を持ち」「悪くなったり良く
なったりを繰り返す」「かゆみのある湿疹」ということになります。

アトピー素因というのは、本人や家族にアレルギー性の疾患(アトピー性皮膚
炎や喘息、アレルギー性鼻炎など)を持っていたり、免疫物質「lgE抗体」
を作りやすい体質であることで、要するに「アレルギーを起こしやすい体質」
ということになります。

また、個人差はあるもののアトピー性皮膚炎の湿疹ができやすい部位にも特徴
があって、顔、耳、首周り、わきの下、ひじの周囲、ももの付け根、膝の周囲
などに比較的多く見られます。

        

赤みがかった湿疹で、かゆみがあり、ジクジクしていて、掻くと皮膚がゴワゴ
ワした状態になったり、かさぶたになったりを繰り返します。

ただ、アトピー素因を持っていれば必ずアトピー性皮膚炎になるのかと言うと、
そういうものでもなく、皮膚のバリア機能が低下した状態などの「体質的要因」
とアレルギー症状を起こす物質(アレルゲン)による皮膚への刺激などの「外
部要因」が重なって皮膚炎の症状が現れることになります。

更に、そのときの体調や精神状態によっても、症状が出たり、出なかったりと
いうこともよくあるので、アトピー性皮膚炎は単純な原因だけで起こるもので
はなく、いくつもの要因が重なって起こる「多因子性疾患」とされています。

一般的に、アトピー性皮膚炎は乳幼児期に多く発症し、成長すると自然に治る
傾向にありますが、なかにはそのままずっと大人になっても続く人もいれば、
大人になって再発する人もいます。

年齢に応じて症状も変化し、発症部位も乳児期の頭部から青年期の胸・背中な
ど上半身に湿疹ができやすくなり、治りにくくなりますが、成人では6ヶ月以
上にわたって繰り返す場合がアトピー性皮膚炎と診断されます。

アトピー性皮膚炎の予防方法

病院で治療を受けても、アトピー性皮膚炎の悪化原因を生活から取り除かなけ
れば、また同じことを繰り返すことになります。なので、ハウスダストや花粉、
食物などアレルギーを引き起こす原因がわかっている場合は、できる限りそれ
らを除去する努力をする必要があります。

同時に、日頃からスキンケアをして皮膚のバリア機能を強化する努力も必要で
す。その基本は「清潔」「保湿」で、毎日の入浴やシャワーで皮膚を清潔に保
つことがまず大切です。

そして、洗ったあとは保湿も忘れてはいけません。もちろん保湿剤と言えども
肌に刺激の少ないものを使用することは言う間でもありません。

        

アトピー肌の人用に開発された「保湿」と「清潔」のための入浴剤もあります
ので、真剣に予防・対策を考えておられるなら、これを使わない理由がありま
せん。天然温泉の効能をそのまま活かしたすぐれものです。

主な予防としては、「アレルゲンを取り除く」「肌を清潔にして保湿」という
ことですが、意外に忘れがちなのがストレスもアトピー性皮膚炎を悪化させる
要因になるということです。なので、ストレスの解消法を見つけたり、食習慣、
生活習慣を見直し、自律神経や免疫機能のバランスを整えることも大切な予防
法になります。

また、湿疹ができると「掻かないように」と指示されますが、「ハイ、そうで
すかと素直に守れるレベルのかゆみではない」のがアトピー性皮膚炎なので、
対策としては室内温度を一定に保つとか、寝る時は手袋をはめるとか、爪は短
く、丸みのあるように整えておくといった、一見無駄に思えるようなことでも
手を抜かないことで、症状の悪化を最小限にとどめることができるのです。

  みんなの肌潤風呂

 

 

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