1.手荒れが長引く原因
手荒れとは、本来それほど長く続くものではありませんが、単純に保湿ケアをしているだ
けでは、少し良くなっても再発したり、悪化したりを繰り返すことになります。実際その
ような人はとても多く、それが手荒れは治りにくいという考え方の基準になっているよう
なところがあります。つまり、適切に対処すれば、手荒れはそれほど長引くものではなく、
繰り返し再発するようなものでもありません。

ながらく手荒れに悩んでいる人の共通点は、手荒れは乾燥によって起きると考えているこ
とにあります。手荒れとは、手の洗い過ぎ、保湿のタイミングの間違い、保湿剤の選択の
間違い、石鹸・洗剤の間違い、睡眠不足などの要因が絡み合っていることが多いのです。
手荒れの原因がハッキリ分かっているような人は別として、一般的には手荒れを改善する
には、これまでの保湿ケアだけではなく、日常生活における生活習慣上の手荒れ要因をと
り除きながら、正しい保湿ケアの仕方を知る必要があります。
ことです。水仕事そのものを減らすことができれば問題ありませんが、なかなか難しいと
思いますので、ゴム手袋を使用したり、ぬるま湯で洗ったり、短時間で作業を終えるよう
な工夫をすることです。近年は水をはじくクリームなどもありますので、それを使ってみ
るというのもおすすめです。
2.本気の手荒れ改善法
水に触れる時間を減らすことは手荒れの最も効果的な予防法ですが、洗剤の界面活性剤や
コロナ以降のアルコール消毒の習慣なども手荒れの大きな因子ですので、アルコールは必
要最低限にとどめ、あとは石鹸などで済ませるようにしましょう。保湿成分入りの消毒ア
イテムを選んだり、消毒後の保湿ケアも忘れず行うようにして下さい。
保湿は手を洗ったらすぐが原則ですので、常にミニサイズのハンドクリームを持ち歩くよ
うにしましょう。また、寝る前にもしっかり保湿することを習慣化しましょう。

保湿剤は、香料・美白成分・アルコールなどが入ったものではなく、バリア機能を補うタ
イプ(セラミド・ワセリン・シアバターなど)のものを使用するようにして下さい。つい
でに、ハンドソープなどもできれば、弱酸性で保湿成分の入ったものが推奨されています。
寝室は、できれば湿度60%前後に保ち、綿製手袋を着用が好ましいと言われています。
入浴や食器洗いなど熱湯を使用する場合は、できるだけぬるま湯(38℃前後)に調整す
るようにして下さい。風呂・シャワー・給湯機での湯温は、直接バリア機能の破壊につな
がりますので十分注意して下さい。
他にもストレスによる血行不良や睡眠不足によるバリア機能の低下や修復力の低下も指摘
されていますので、心当たりのある人は改善に向けて努力して下さい。
以上、すべてを完全にできなくても、すぐにできるところから始めてみることで、意外な
効果が実感できて、継続したり、新しいものに挑戦してみようと思えるようになったら、
それはもう手荒れとは無縁の状態に近付いているということでもあります。