1.夏型過敏性肺炎の原因と症状
6月から10月にかけて風邪のような症状が現れ、放置すると呼吸困難に陥ることもある
病気に夏型過敏性肺炎があります。症状が風邪と似ているため「夏風邪」と診断されてし
まうこともよくありますが、長期間にわたって咳が続くような場合は夏型過敏性肺炎(夏
型肺炎)の疑いがあるかも知れません。

夏型過敏性肺炎の症状は季節の移り変わりにつれて治まって行きますが、翌年の同じ頃に
症状が再発し、そのような状態を繰り返していくうちに慢性化して、肺の機能が低下して
行きます。しかし、この症状は自宅を離れるとピタリと治まってしまうという特徴もあり
ます。
これらのことからも何となく想像できるかも知れませんが、夏型過敏性肺炎の原因はカビ
(室内に生えるトリコスポロン)の胞子を吸い込むことで起きる症状です。このカビは温
度が20℃、湿度が60%以上で活動が活発化し、高温多湿の条件で繁殖しやすいとされ
ています。特に湿気の多い古い木材や畳、カーペットなどに多く発生すると言われていま
すが、最近の気密性の高いマンション(キッチン・洗面所・バスルーム・押し入れ・エア
コン内部など)もカビの生えやすい環境になっていると言われています。
つまり、一度夏型過敏性肺炎の症状が出始めると、そのカビの生息環境を変えなければ、
毎年、同じ時期(6月~10月)になると同じような症状が現れてくることになります。
これまでは夏風邪と思って放置してきた人も、同じような症状が毎年同じ時期に現れると
いう場合、一度、入念なカビ対策をしてみると良いかも知れません。
2.夏型過敏性肺炎の予防と対処
夏型過敏性肺炎を予防するためには、その原因であるカビ(トリコスポロン)を除去する
ことです。リッチな人なら家を引っ越すという方法が手っ取り早いですが、残念ながらそ
のような人はかなり限定的です。
そこまでではなくても、多少のゆとりがある人ならリフォームという方法があります。し
かし、この場合も、壁紙を変えたり、消毒したりといった一時しのぎ的なリフォームでは
数年もすれば、また発生してしまいますので、トリコスポロンが生えている部分をそっく
り取り替えてしまう必要があります。
と、まぁ、あまり現実的でない予防法をご紹介しましたが、現実の対処法としては、掃除
や室内環境を変えることぐらいしか出来ないというのが一般的かも知れません。

まずは、カビの時期が到来する前(できれば1年中)から、カビを生やさないことを目標
にしましょう。部屋の喚起をしたり、掃除(特に風呂場やキッチン周り、エアコンなど)
を定期的にして室内を清潔に保つようにしましょう。下駄箱や押し入れの喚起・除湿剤な
ども上手に活用して、できるだけカビの生えにくい環境を目指してみましょう。
することも少なくありませんね。しかし、近年は植物由来のナチュラルクリーナーという
製品も売られていますので試してみても良いかも知れません。強烈という意味では塩素系
洗剤に部がありますが、掃除に毎日使って自然にカビ対策もできるということで言えば、
かなりのおすすめアイテムかなと思います。