原因不明の腹痛・下痢・便秘症状が続く人は過敏性腸症候群かも

原因不明の腹痛・下痢・便秘症状が続く人は過敏性腸症候群かも

《本ページはプロモーションが含まれています》

1.過敏性腸症候群の原因と症状

過敏性腸症候群(IBS)とは、大腸に腫瘍や炎症などの原因となる病気が見つからない
のに、腹痛や下痢・便秘などの不快な症状が数カ月以上続く状態のときによく使われる診
断名です。命にかかわるようなことはありませんが、日常生活では厄介に感じることも少
なくありません。

大腸がんやクローン病などの炎症性腸疾患などでも、よく似た症状が出ますので、検査を
受けて他の病気でないことを確認した後に過敏性腸症候群と診断されます。

便秘から下痢までさまざまな症状が出ますが、その症状によって「下痢型過敏性腸症候群」
「便秘型過敏性腸症候群」「混合型過敏性腸症候群」「その他」に分けられます。

下痢型は、急な下痢でトイレに駆け込みたくなる状態、便秘型は便通がなくお腹が張る状
態、混合型は便秘と下痢を繰り返す状態のことを言います。

これらの症状は排便によって一時的に症状が良くなり、ストレスによって悪化することが
多いという特徴があります。この病気は先進国に多く、日本人では人口の約10%に見ら
れるということで、よくある病気の1つとされています。女性に多く見られる傾向にあり、
年齢的にも比較的若い世代(20~40代)の人に多いと言われています。

過敏性腸症候群の原因はよくわかっていませんが、感染性腸炎の回復後やストレス、生活
のリズムの乱れなどが関係していると考えられています。そのため、命にかかわるような
ことはありませんが、完全に治ることも少ないといった性質の病気になります。

便秘や下痢に悩みながらも放置状態で生活している人も多いと思いますが、症状が長引き
精神的なストレスを感じるような場合は、精神科・心療内科などを受診してみるのも1つ
の方法です。特に下痢型は、通勤中や大事な商談中など、トイレに行けない状況のときに
発症しやすいと言われていますので、精神的な面での対策も必要かも知れません。

2.過敏性腸症候群の対処の仕方

過敏性腸症候群の人は外見上は健康に見えますので、他の人から悩みを指摘されるような
ことはありませんが、その分、自分でしっかりと対策を考えないと、大事な仕事などで思
わぬ窮地に立たされることもあります。特に、便秘と下痢を繰り返す混合型では便通のコ
ントロールが難しくなります。

そこで、過敏性腸症候群の改善に向けては、まずは日常生活での暴飲暴食や不規則リズム
の生活を改めることから始めてみることになります。また、ストレスの解消とリラックス
状態を作るために適度な運動をすることも効果的です。食事は脂肪食を減らし、食物繊維
を増やすことも有効な方法と言われています。

生活の改善を行っても症状が改善しない場合や、症状が強くなるような場合は、症状を緩
和させるための薬物療法を行うこともありますが、過敏性腸症候群は精神的な要因による
ところが大きいため、西洋薬より穏やかな整腸薬系の方が効果的なこともあります。つま
り、腸に強い刺激を与えて急激に症状を抑えるというより、整腸薬を飲んでいるという精
神的な安心感で、自分の腸の症状をコントロールできるようになることをめざすのです。