1.冬の頭痛と原因
日常生活で多くの人が経験するのが「頭痛」ですが、その症状や原因はさまざまです。暑
い日に冷たいかき氷を急いで食べたときに頭痛を経験したり、映画館で大きなスクリーン
に見入っていて頭痛を感じた人も多いと思います。

今回は、寒い季節に起きる頭痛について、その症状の特徴と原因・対処の仕方についてで
す。まずは、寒いときに頭痛の症状だけがある場合です。これは、寒い環境(気温・食べ
物など)の刺激(寒冷刺激)によって発症する頭痛であることが多いです。この場合は、
思い当たる要因があれば、それを回避することで頭痛を軽減することが可能です。
次は、寒いときに、頭痛だけではなく肩から首にかけても重く感じるような症状(肩こり)
もあるようなときは、緊張型頭痛であることが多いです。首の後ろや肩まわりの筋肉が、
ストレスや疲労などで緊張して起きる頭痛で、頭全体が締め付けられるような重い感じの
頭痛を感じます。
最後は、寒いときに頭痛がして熱がある場合は風邪症候群(風邪ひき)の疑いがあり、咳
や痰などの症状が出ることもあります。さらに、関節痛や体のだるさも加わると、インフ
ルエンザなどの感染症の疑いもあります。多くの場合は数日間の発熱期間を経て自然に快
方に向かいますが、たまに髄膜炎などの疾患である場合もありますので、頭痛・発熱以外
にもさまざまな症状が出て辛いようなら、内科を受診するようにして下さい。
2.冬の頭痛の対処
寒冷刺激による頭痛は、頭痛を感じやすい寒冷刺激の環境パターンを見つけ出して、でき
るだけ回避する対策を考えることで頭痛を減らすことができます。防寒対策を徹底したり
寒暖差を少なくする工夫をしましょう。この頭痛は、冷たい食べ物や空気の刺激を三叉神
経が痛みとしてとらえることで頭痛を引き起こすと考えられています。両側の前頭部や側
頭部に見られることが多く、片頭痛のある人に多く見られる症状とされています。

とが原因で、首筋の筋肉が緊張して血流が悪くなることで起こります。ひどくなれば、め
まいや吐き気の症状が出ることもあります。対処法は、まずは市販の鎮痛薬などを試して
みましょう。私は、風邪のときも重宝している改源という薬を飲むようにしています。眠
くならないし、風邪も含めて頭痛によく効く生薬でおすすめです。次に、首筋に負担がか
からないような姿勢をとったり、首筋を温めたり、軽い運動をしたりして、首周りの血行
を促進しましょう。
インフルエンザの場合は、38℃前後の発熱が数日間続いて、喉の痛みや咳、倦怠感、筋
肉痛、関節痛などの症状も現れます。基礎疾患などがなければ、体力の回復と同時に症状
も改善されますが、症状が辛い場合は、内科を受診して抗インフルエンザウイルス薬を処
方してもらうことで、症状は早く改善することが多いようです。
まとめとして、寒い季節(寒暖差のある環境)では、3首(首・手首・足首)を冷やさな
いようにして、特に首・肩の筋肉が緊張しないようにすることが大切です。頭痛以外の症
状もある場合は感染症の疑いもありますので、医療機関の受診も含めて早目に対策をする
ようにしましょう。